馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

フィフスペトル弥生賞回避騒動、思わぬ形で決着へ。

▼先日クラブ規約により引退・繁殖入りしたダンスオールナイト(牝6)。その未来の産駒に関して、奇妙な約束が交わされたとの情報が入った。というのも、その仔は母を管理していた加藤征弓ム厩舎ではなく、「あの」河野通丈厩舎へ預託される、というのだ。重賞こそ勝てなかったものの、引退レースの中山牝馬Sで3着に入った素質馬で、しかも母にダンスパートナーがいるという期待の繁殖牝馬。それだけに生まれる前から産駒の行き先が決まっている、ということ自体は不思議ではないが、なぜ加藤厩舎ではなく河野厩舎なのか・・・・・・。

 ご承知の通り、この両厩舎については、つい先日フィフスペトル弥生賞回避騒動(参考:フィフスペトル弥生賞回避騒動、時系列まとめ。 - 馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ))において、河野厩舎所属の三浦皇戌騎手を挟んで「こじれた」ばかり。ある関係者筋からは、「おそらくあの騒動で面子を潰された格好の三浦騎手=河野師側に対する、加藤征師=ノーザンファーム側からの<手打ち>ではないか」という推測が聞かれたものの、この件に関して当事者に取材した結果はいずれもノーコメント。加藤征厩舎番の某トラックマンによると、師は「言葉にすれば嘘に染まる」と近しい人間に漏らしており、言った言わないの話で揉めたあの舌禍事件について深く反省し、この件も含め今後マスコミへの発言について非常に慎重な姿勢を取る様子だ、とのこと。かつてブレーヴハートを「ディープインパクトより強い」と評したあのビッグマウスが聞かれなくなるのは、多少残念ではある。

 ちなみに牡馬が産まれた場合は「モンテ」の冠名の毛利喜日召氏が購買し「モンテヨシノリ」の名前で、牝馬が生まれた場合は母同様杜台RHで募集され「ラブマシーン(Ⅱ)」の名前で、それぞれ走ることも内定している。これに関して三浦騎手は、「三浦コーセーから三浦ノエビアに改名しましょうか(笑)」「<ラブマシーン>ですか・・・・・・乗ったらイチローさんばりにイキかけそうですよね(笑)」と、屈託の無い平成生まれらしい表現で騎乗に前向きな姿勢を見せている。

 気になる配合相手については、最早言うまでもないだろうが、やはりチチカステナンゴだそうだ。