今週の出走馬(2頭)。
▼マイネプリンセスは中2週。一叩きしてここ目標だっただけに上積みは見込めますし、距離的にもマイルがベスト。牝馬限定なら同条件でも2着の経験がありますし、上位争いを期待……なんですが、基本的にはイキの良い3歳馬が強いレースということもあり、勝ち負けまではどうでしょうか。
マイネルアイザックは中1週。デビュー戦は着順ほど内容が悪いわけではなく、これなら先々は楽しめるかも、という感触。とはいえ2歳戦の芝中距離でいきなり通用するようなレベルタイプでもなさそうなので、今回も目標は8着以内で。
▼前回のエントリに「一口って無理ゲーね……」というご感想をいただきましたが、まさにその通りであり、同時にそうとも言えない面もあります。
例えばマイネルシュトルムという馬は、先月までで
出資金 | 維持費 | 配当 | 収支 |
160,000円 | 約200,000円 | 約700,000万 | +約330,000円 |
と、2着が多く芝の中長距離が主戦場という強みがあるとはいえ、3勝の1000万下条件馬でも大きなプラスを出すことは可能です(まぁこの数字で、いかに維持費負担が大きいかということもご理解いただけるかと思いますが)。
このシュトルムやレディルージュ等を含む2006年産出資馬は、18頭出資で一応トータルプラス圏内。僕のように、採算度外視で「擬似厩舎経営」という楽しみ方のもと、小口クラブ中心で年間20頭前後という無駄や紛れの多い出資スタイルでも、黒字を出すことが全く不可能というわけではありません。
しかし、この世代は本当に当たり年で、18頭中13頭が勝ち上がり。OP馬が2頭、準OP馬が4頭、1000万下3頭という内訳です。しかしそれでも、収支としては「なんとかプラス」といったところでしかありません。そういう意味では、夢が無いというか、この手法では限界があることは間違いないでしょう。
しかし、単純に割合というか確率でいけば、「選んだ馬の1/3は準オープン以上」というのは決して不可能ではないわけです。いや、むしろ馬を吟味する目さえあれば、18頭中6頭より6頭中2頭の方が細かくふるいにかけられるだけ選びやすい、という考え方もできるでしょう。
で、ここから先は全くの妄想ですが、例えば年間6頭に絞り、その分口数を増やした(レバレッジを上げた)上で、うち4頭が勝ち上がり、1〜2頭が高額条件かOPまで出世すれば、それなりの価格帯でも持ち出しなしかちょい黒ぐらいでコンスタントに遊べるのではないか……と。
実は現1歳馬から、漠然とその線でいってみようかと思っていたんですが、元出資馬の産駒とか下とかいったしがらみを捨てきれずに、ブレた馬選びになってしまいつつあります。まぁ結論としては、ドライに損益を意識するなら一口は向かない、という陳腐なところでひとつ。
しかしその中でも、趣味と収支のバランスを上手くとりつつ楽しむ術を、今後も追求していきたい所存です。つきましては、「俺は一口で黒字だ!」という方の体験談なんかも緩く募集しております(観測範囲でも何人かはおられますし)。