馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

入籍しました。

▼2013年4月18日、私Southendは婚姻届を提出して受理され、5歳下の一般人(この場合非競馬クラスタという意味)の女性と結婚いたしました。

 彼女とは以前より交友はありましたが、昨年の4月18日からいわゆる交際がスタートし、丁度1年で入籍という運びに。期間の短さにしろ途中経過にしろ順調すぎて怖いぐらいですが、同時にこうなるべくしてなったんだという妙な納得もあります。それぐらい、色々なことのタイミングや流れが良かった1年間でした。比べるのも変な話ですが、ブルーメンブラットが府中牝馬Sに勝ってからマイルCSを制するまでに受けていた感覚と似ていて、とにかく「最終的に全ては上手く行くに違いない」という一種の全能感に包まれていた感じです。そうしたマジックというか、ゾーンと呼ばれるような状態は、しかし長くは続かないというのが経験則ですので、浮かれすぎることなく、しっかり地に足をつけて歩んでいきたいと思います。

 今回の結婚に際して、お祝いをいただいた皆様には、この場を借りて深く御礼申し上げます。いい年とはいえまだまだ未熟な二人ですので、何卒今後ともご指導ご鞭撻のほどをお願い申し上げます。


▼このブログの主題である競馬、特に一口馬主について。大方お気づきの通り、ここ最近、具体的には昨年の春先頃からめっきりと能動的な投稿が途絶えていたのは、上記のような事情からです。時間的にも金銭的にも、とても一口馬主絡みにリソースを割けるような状況ではありませんでした。そして、これからもそうだと思われます。

 決してこの趣味に理解がない相方というわけではありませんが、とはいえ一般常識からはかけ離れた額を投じてきたことは紛れもない事実。気儘な独身貴族であったからこそ(限度はあれど)自分の中で許容できていた出費が、状況の変化に伴って許容できない、もっと言えば無意味なものに思えてきてしまったというのが正直なところです(この趣味に興じる方々を否定したいわけではありません、念の為)。トランスワープの件も、もちろんひとつのきっかけではありますが、それがなくとも、このタイミングで一口、引いては競馬と距離を置くことになったであろうことは疑いありません。

 現在出資している馬は最後まで見守りますし(先週末は2勝もしてくれました)、思い入れがある馬の息子や娘、あるいはお小遣いの範囲内で心を奪われた馬に……という可能性は今後も残されています。しかし、口幅ったいながら界隈ではそれなりの(一口廃人としての)地歩を築いてきた一口馬主/ブロガーのSouthendは、今日この日をもって死んだと思っていただいて差し支えありません。

 これまで、ホームページ&掲示板時代から数えれば非常に多くの競馬ファン一口馬主の方々と、有意義な(あるいは不毛な)素晴らしい交流をさせていただいてきました。これまでのご厚情に感謝すると共に、今後の皆様の(競馬)人生に幸多からんことを切に願います。本当にありがとうございました。