種牡馬の価値。
って、今日のマーブルチーフと去年の暮れのマイネルレコルトだけ見ただけで言ってますが。調べてみると、現4、5歳のチーフベアハート産駒で、中央に馬名登録された64頭(注:(地)[地]を除く)のうち24頭が勝ち上がり。まぁ、水準というところでしょうか。ただ、現3歳世代からはGI馬まで出てきてしまいましたし、種付け料(115.5万円・昨年実績)を考えると、かなりお買い得なのでは。少なくとも、同じJBBA繋養の種牡馬だとオペラハウス(168万円)、他だとオース(200万円)やらコマンダーインチーフ(400万円)やらヘクタープロテクター(120万円)やら付けてる場合じゃないって感じがしませんか。言い過ぎですかそうですか。
でも、チーフベアハートと、あとスターオブコジーンは、明らかに種付け料に比してお得な種牡馬だと思います。あれ、もしかしてラフィアン効果で結果的にそうなってるだけか? ・・・・・・まぁいいや。
▼その文脈でいくと、'05年産の狙い目はグランデラ産駒ってことになるんでしょうか。エルハーブは失敗でしたけど、グランデラは多分大丈夫でしょう。基本的に、芝馬の海外種牡馬で疑ってかかりたいのは、英愛仏のダービーやら凱旋門賞やら”キングジョージ”やら、12F路線でのタイトルを売り物に入ってくる馬。特に古馬になってから中距離で実績がない馬は要注意です。
古くはグランディ・エンペリーから、ムクター・ナトルーン・オールドヴィック・イルドブルボン・ドクターデヴィアス・エルハーブ・セクレト・シャーラスタニ・キャロルハウス・ジェネラス・カーネギー・ラムタラ・エリシオ・ペンタイアと(順全く不同)、まさに死屍累々。大成功を収めたのはトニービンとダンシングブレーヴぐらい、コマンダーインチーフとオペラハウスがなんとか及第点(それでもアベレージ的には微妙)といったところでしょうか。
種牡馬ビジネスの確率なんてそんなものだという話もありますが、アメリカ方面なら、サンデー・ブライアンズタイムといった超大当たりをはじめ、フォーティナイナーやらアフリートやらエンドスイープやらバンバン当たりが出てるわけですし、低レベルと言われる芝ですら、中距離路線からならスタコジやパラダイスクリークがそこそこ活躍してるわけですから、やっぱり日本競馬への向き不向きというのはハッキリしていると見ていいでしょう。
最近でも、ザグレブ・ドリームウェル・ハイライズ・オースが予選敗退確定もしくは濃厚、あのパントレセレブルすら大苦戦(シャトル繋養で正解だったかも)。極端な言い方をすれば、あの路線は別の世界の競馬、もしくは別の競技だと思ったほうがいいかもしれません。
逆に言えば、そういう馬を避けていればいいわけで、新種牡馬の産駒に手を出す(一口的に)場合は、参考にできるでしょう。というわけで、「マリエンバードとアラムシャーもコケる」に3000ピストン。(←下品)