馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

土曜の出走馬(5頭)。

ブルーメンブラット 京都1R 3歳未勝利(牝・ダ1800m) 安藤勝 前走2着
中1週で2戦目。前走芝のデビュー戦では、出遅れが響いて差し切れなかったものの直線は目を引く伸び。能力はこの時期の未勝利レベルではかなり上位だと思われます。ただ、ダート替わりがどう出るか。上にジョイフルハートがいるし、という考え方と、父がアドマイヤベガ(ダート戦の勝率2%弱)だから、という考え方が両方できて困るんですが、以前Bコースの調教で超抜の動きを披露したことがあったことから、こなせるという判断。ただ、メンバーを見渡すと、上でラフィアンをあげつらったからというわけではありませんが、ここはどうもマイネシュリンクスが一変しそうな雰囲気。飼い葉食いが悪く中間手控えられていることと併せて、専門紙の印の厚さほどの自信は持てないところです。
<期待度・・・▲>

<結果・・・1着(1人気)>
どう見ても楽勝です、本当にありがとうございました。変に弱気になるんじゃなかったですね。ここは力が違ったということでしょう。懸念された馬体減も大幅なものではなく、課題だったゲートも上々。内枠ということで逃げる形になり、他の人気馬2頭にマークされる形になりましたが、勝負どころでも楽な手応えで、直線は軽く突き放してしまいました。芝も十分こなせそうですし、このまま状態を維持できれば、牝馬戦線なら楽しみがありそうな1頭です。しかし、ヤマニンリュクスは3戦連続2着。この馬の緒戦で1着だったウインシンシアも持っているだけに、ちょっと申し訳ない気も。


ウインカーディナル 京都12R 1000万下(混・ダ1800m) 福永 前走5着
中2週。ずっと使い詰めですが状態はどんどん充実。いかにもブライアンズタイムという成長曲線を描いています。昇級戦の前走、スローをメンバー最速の上がりで5着に食い込んだのは価値あり。自力勝負できないタイプであてにはなりませんが、そこそこのペースで流れて多頭数をうまく捌ければ、上位進出も。
<期待度・・・△>

<結果・・・6着(7人気)>
二の脚のなさは相変わらずで、大外枠ということもありまたドンケツの方から。大外を回ってよく伸びてはいるんですが、掲示板には一歩届かず。しかし、昇級してから2戦連続でNo.1の上がり3ハロンタイムを記録しており、展開に恵まれればいつ突っ込んできてもおかしくないレベルにあります。坂のあるコースならなお良いでしょう。ただ、さすがにそろそろ使い詰めの反動が出てきそうな頃合かもしれません。


モダンアーティスト 小倉5R 500万下(ダ1700m) 藤岡 01/11帰厩
休養明け。一時は異常歩様が続いてデビューすら危ぶまれたものの、ほぼラストチャンスの未勝利戦で乾坤一擲の末脚を発揮し驚きの勝ちあがり。その後じっくり立て直され、この復帰戦を迎えることに。だましだまし使っていた3歳時より馬体の状態自体は良さそうなんですが、仕上がり面は一息。角居師はここを使っての連闘策を既に表明しており、一叩きムードが濃厚な一戦です。まずは無事に復帰戦を終えてくれれば。
<期待度・・・無印>

<結果・・・4着(10人気)>
久しぶりにパドックの映像を見ましたが、大型の割りにバランスが良くて見栄えのする馬体。さすがに皮一枚太いかなという気はしましたが、状態はまずまずに見えました。レースも、二の脚で無理なく先行集団に取り付き、勝負どころでモタついたものの、最後までバテずに伸びてあわや馬券圏内という走り。久々に加え、外枠で外目を回らされる不利があってこの結果ですから、休養明け&格上げ緒戦としては上々の出来だったと思います。反動や除外がなく詰めて使えるようなら、次はいいとこかもしれません。


レディティアラ 小倉9R 500万下(芝2000m) ルメール 01/06帰厩
中4週。除外や降雪中止、展開不利などが続いて万全のレースがなかなかできず、不運の代名詞のような近況ですが、ここは予定通りの臨戦で、そろそろ悪い流れを断ち切ってもらいたいもの。中央未勝利の身でもありますし、なんとか結果がほしい状況。そして、このクラスならすぐなんとかなっておかしくない力量の持ち主でもあるはずです。願望込みでの高評価。
<期待度・・・◎>

<結果・・・6着(1人気)>
うーん、期待していたんですが・・・・・・。距離は守備範囲だと思うんですが、馬体が減った今の状態で正攻法をかけると押し切りまでは難しいのかも。