馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

日曜の出走馬(3頭)。

▼レフィナーダ 福島9R 500万下(芝2000m) 塚田 03/02帰厩
休養明け。一旦中央を未勝利のまま抹消し、地方で勝ち鞍を上げ中央に再登録したいわゆる再ファンド組。その復帰後最初のキャンペーンとなった昨年の札幌戦では2・3着と惜しい競馬。その後転戦した福島で4着後放牧され、今回また福島で勝ち星を狙います。規定により、とりあえずローカルで1勝を挙げないと中央場所には出走できない立場ですので、久々とはいえ結果に拘りたいところ。ただ、これまでの戦績からは小回りでうまく立ち回る器用さに欠ける印象があり、能力は認めつつも今回の条件ではどうかという気がします。同厩・同クラブの馬との使い分けのためか、ふたつ前のレースに牝馬限定の芝1800があるのに、牡牝混合のこちらに回ったのも辛いところ。上位争いできる素材とは思いますが、6歳牝馬で上がり目も考えづらく・・・・・・なんとか頑張ってもらいたいところなんですが。
【関係者コメント】(サウスニア公式サイトより)
「先週もやりましたので、直前は芝コースを軽く流す程度。こういったタイプの馬ですから、仕上がり自体は悪くありませんよ。あまり飼葉喰いが良い方ではないものですから、一度に与えずに、夜飼をするなど小分けしてトータルの摂取量をキープし、馬体の維持に努めています。このクラス上位は成績が示すとおり。あとは輸送や精神状態など、自身との戦いになってきます」(津曲助手)
<期待度・・・△>




ロードマジェスティ 中山11R ダービー卿チャレンジT(G3・混・芝1600m) 津村 前走8着
中1週。昨年10月の準オープンから、常に中1週か2週の間隔で休み無く走ってなんとこれが10戦目。”走る労働者”を地で行くローテに、元気で喜ばしいとは思いつつも、さすがにちょっと複雑な気分。適鞍と思われた前走の東風Sでは展開不向きも見せ場すら無く、さすがに目に見えない疲れがあるかもという雰囲気。とはいえ、目に見える反動はなく調教の動き自体も今週も上々。晴れてここへ続戦とあいなりました。前崩れの展開になればいつ突っ込んできてもおかしくない馬ですし、ハンデ戦で、例えば東風Sを勝ったインセンティブガイがその時54キロで今回57キロ、一方こちらは前回56キロで今回54キロと都合5キロのアドバンテージがあることなどを考えれば、全く勝負にならないというわけでもなさそうです。鞍上が若手の津村騎手ということで穴人気の要素すらないように思える今回、当然強気にはなれませんが、一縷の望みは持って応援したいと思います。
【関係者コメント】(ロード公式サイトより)
「29日(水)は坂路コースで追い切りを敢行。持ったままの手応えながら52秒ソコソコで来ており、具合に関しては相変わらず平行線を維持できていると言えるでしょう。ハンデも54kgと手頃な感じ。中団あたりに付けて道中をスムーズに運べれば本来の渋太さが生かせると思います」(山内師)
<期待度・・・☆>




▼プリンセスデザイア 阪神10R マーガレットS(OP・混・芝1400m) 岩田 前走12着
中3週。当初は先週の自己条件を使って放牧の予定でしたが、なんとそこで18/19の抽選に外れ。仕方なく今週にスライドとなりましたが、そこでなんと格上挑戦でOP特別に使ってきました。しかも、万一ここを勝てば賞金的に足りるため、連闘で桜花賞のプランもあるようで。これはまだマスコミ情報で、クラブの公式では発表されていませんが、どうもそういう皮算用でいることは確かなようです。12着だったチューリップ賞は内枠で出負けして揉まれる競馬になり、キャリアの浅いこの馬にとっては最悪の展開。ダートとはいえ、新馬戦で6馬身ちぎったコンプレッソが2戦目の未勝利戦を圧勝。少頭数の今回、すんなり出てマイペースで先行できれば、そのまま押し切ってしまっても不思議ないスピード能力を秘めていると思います。キンシャサノキセキが人気を集めそうですが、ここは桜花賞出走への細くも切なる願いを込めて強く期待。
【関係者コメント】(サウスニア公式サイトより)
「稽古で跨った岩田騎手によると、『弾けて行く感じ』とのこと。普段の歩き方よりも、速めを乗っての動きのほうが安定していますね。追いきりは3頭併せの真ん中。しかも格上馬に挟まれる形をとった為、馬が怒っていましたが、稽古で厳しい思いを経験した分、却って週末の競馬を楽なものとして感じ取ってくれるのではないでしょうか。スタートからしばらく直線が続く芝1400mは、この馬に合っているはず。力試しの一戦になります」(角居師)
<期待度・・・◎>