安田記念は大荒れ

●http://keiba.radionikkei.jp/news/20060604K18.html

２着　アサクサデンエン（藤田騎手）
「直線では前が詰まってしまって……」
５着　ダンスインザムード（北村騎手）
「他の馬に先に前に入られてポジションが悪くなってしまいました。もっとスムースに行けていたら…」
６着　インセンティブガイ（横山典騎手）
「隊列が落ち着いたところで他馬にぶつけられる大きな不利。それでも６着だからもったいないね」
１１着　カンパニー（内田博騎手）
「向正面で前に入られた。それで引っ掛かって折り合いを欠いてしまった」
１３着　ハットトリック（岩田騎手）
「手応えはあったのに、狭いところに入って前が塞がってしまった。馬にかわいそうなことをした」

●ザデューク迷惑走行で被害続出／安田記念 - nikkansports.com

香港馬ザデュークのふらつき走行に、オレハマッテルゼを含めた日本馬３頭が甚大な被害を受けた。
（中略）
つたない御法を問われたダン騎手に対する制裁は、５万円と３万円の計８万円。サウスオーストラリア州で３季リーディングに輝き、香港でもトップ１０の実力があるが、お粗末なプレーにブーイングの嵐。「全然国際レースじゃない」。横山典のつぶやきが、後味の悪さを象徴した。

●ハットトリック陣営は怒り心頭 - デイリースポーツonline

角居師は道中でインセンティブガイに馬体をぶつけてきた香港馬に怒り心頭だ。「ぶつけてコースをつくるなんて日本ではあり得ない。チャンスがあれば、（ハットトリックで）秋にもう一度行ってやっつけたい」

●マッテルゼ10着惨敗…夢は幻に - デイリースポーツonline

隊列が落ち着いて、これからっていうときにぶつけられた。海外ではこういうレースが普通なんだろうね」と柴田善は唇をかむ。３角手前でザデュークが馬体をぶつけまくった影響を、玉突きのような形で受けてしまった。

●デューク進路妨害の末１５着〜安田記念 - Sponichi Annex

香港“第３の矢”ザデュークは、オレハマッテルゼなど日本馬５、６頭の進路を妨害した末に、直線で失速して１５着に敗れた。ダン騎手は「道中、思った位置取りにならず、スムーズに運べなかった。若干、疲れが残っていたのかもしれない」とコメントするにとどまったが、ラフな騎乗が目立ち、向正面の外斜行で過怠金５万円、３コーナーでも外斜行で同３万円、計８万円の制裁を受けた。向正面で影響を受け、つまずいた内田博（カンパニー）は「いきなり外に出てきて…。あれでは危ない」と納得いかない表情。「（わざと）ぶつけてコースをつくる香港流はいただけない」と苦言を呈した調教師もいた。ダンは短期免許で香港にスポット参戦している３２歳の豪州ジョッキーで今回が初来日だった。

▼というわけで、配当はもちろんレース内容も荒れ模様の安田記念となりました。個人的にはどうやっても当たっていない馬券しか持ってなかったのでいいんですが、インセンティブガイの複勝が勝負馬券だったらしい父親は遣る瀬無い風情。それにしても、角居先生の「やっつける」発言にはちょっと笑いました。やっつけるって、ギャグで使うのを除けば日常会話では聞いたこと無い言葉だなぁ。ただまぁ、今後も香港とは乗り込み乗り込まれの関係性が続くわけですし、ただ怒るよりもそれぐらいの意気込みを見せてくれたほうが建設的でしょう。別に喧嘩しろとまではいいませんが、威信をかけて、もっと端的に言えば「ナメんなコラ」というのはモチベーションとしては十分ありかと。