馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

猿は空を飛べるか?

軽く飛べる本物の素材 - 武豊Diary

ディープインパクトと比較するのはまだ早すぎますが、この馬も「飛べる」素材です。今朝だって、軽くですが飛んでいました。

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天馬再来? 試される1戦1勝オーシャンエイプス: 競馬ブログ オケラセラ
新馬戦の鮮烈な勝ちっぷりで一気に衆目を集めたオーシャンエイプス。今日の坂路での追い切りも抜群で、武豊もゾッコンの様子。それでも、個人的にはここまで注目すべき素材かなぁ、という違和感がまだ拭えません。端的に言えば「ディープ症候群」とでも呼ぶべき病の一症状なんでしょうけど、それにしてもユタカ自身までもが敢えてディープを連想させるような日記を書いて煽らなくてもなぁ、という。
 いや、全く追うところなく8馬身差というレース振りが群を抜いていることや、スローになりがちな中距離の新馬戦での圧勝劇の価値は、もちろん認めざるをえないところです。が、馬場差を考えなければ、そのデビュー戦のタイム的な水準はヒダカサイレンスレースパイロットあたりを思い出させるもの。アグネスタキオンのそれに勝るほどの衝撃だったディープインパクトのデビュー戦のパフォーマンスとは、比ぶるべくもありません。「比較するのはまだ早すぎる」とユタカが言ってるのにわざわざ比べるなよという話ではありますが。
 背景的にも、父はマヤノトップガン、馬主は“サンライズ”の松岡隆雄氏、生産はバンダイ創業者山科直治氏が設立したことで有名なバンダム牧場と、ネタ馬くさいプロフィールが揃い過ぎていて、個人的には逆方向に楽しみなぐらいです。ちなみに馬名由来は、

大洋+類人猿(JRA公式サイトより)

とのこと。うーん・・・・・・。
 ひねくれ者の僕の期待を裏切るような走りを見せてくれるのかどうか、歪んだ目線で注目しておきたいと思います。


<追記>
▼このエントリを書いた後、愛読している「今日の早川さん」の最新作がアップされていたので見に行ったら、なんだかタイムリーなような内容だったのでちょっと苦笑い。オーシャンエイプスが“すぐれたもの”なのか、それともこの騒ぎが“ばかなこと”なのか、さてどっちだ。