馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

ローカル競馬≠地方競馬

福島1週目の土曜日が8,087人。2週目の土曜日が8,972人。う〜ん・・・・・・聞こえるのは歓声ではなく子供の声のような・・・・・・実際にハッキリ数字を見てしまうとショックがある。福島自体の景気も良くないようだけど、地方競馬の事態は他人事じゃないんじゃないか?
(週刊競馬ブック2007/4/15号今週の狙い馬・吉田幹太氏コラムより引用)

▼というわけで調べてみました。ソースはレース成績データ JRA
<2007年1回福島1〜4日目入場人員>

日付 曜日 天気 総入場人員 前年比
3月31日 晴後曇後雨 8087 83.9%
4月1日 12199 110.6%
4月7日 8972 99.0%
4月8日 曇一時晴 14494 91.6%
4日間計 43752 96.0%
▼去年のお天気は【晴 → 雨時々曇 → 曇一時雨 → 晴】という推移だったので、今年の方がちょっと恵まれてる感じ。それで前年比4%ダウンっていうのは確かに厳しいかもしれません。次に、馬券の売れ行きと賞典費の状況について。


<2007年1回福島1〜4日目売上状況>

馬券売上(A) 前年比 A×25%(B) 賞金計(C) 前年比 B-C 前年比
3,619,719,600 97.0% 904,929,900 268,420,000 98.5% 636,509,900 96.5%
4,133,750,600 92.1% 1,033,437,650 271,725,100 100.6% 761,712,550 89.5%
3,577,539,900 95.7% 894,384,975 262,682,700 96.4% 631,702,275 95.4%
4,889,508,500 113.5% 1,222,377,125 293,435,600 100.2% 928,941,525 118.4%
16,220,518,600 99.7% 4,055,129,650 1,096,263,400 98.9% 2,958,866,250 100.0%
※単位・円
※Aは正確には“勝馬投票券売得金”
※Bは便宜上の控除額の目安として設定
※Cは“本賞”“距離別出走奨励賞”“内国産馬所有奨励賞”“市場取引馬奨励賞”“付加賞”“出走奨励金”“特別出走手当”“騎乗手当”“きゅう務員手当”を合計したもの


▼入場人員の減少に比べると、売上高、粗利っぽい数字(B-C)はほぼ横ばい。入場者の馬券購入額単価が伸びたとは考えづらいので、他場か電話投票からの売上割合が増加したと見るべきでしょうか。うーん、主場の開催あっての数字とはいえ、4日間で売上160億円、粗利30億円は十分優秀ですかね。というか、岩手の話をしていた時とのギャップが激しすぎてなんだか現実感がない数字に見えてしまいます。


▼だからどうだ、という話は今回は無しの方向で。こう見えてもヘコんでおるのですよ。