ニッポンご当地馬名
●アイノカゼ（Aino Kaze）『東風。越後国西頚城郡の方言』
東風をあいの風と意訳している。あづまかぜと読むより現地の俗にかなった読みである。
http://homepage3.nifty.com/nonnkinakama/
▼郡名については西頸城郡 - Wikipediaを参照のこと。こんな項目まであるwikipediaすげえ。
●ガットストロング（Gatto Strong）『強い（新潟方言）＋強い』
▼これも新潟方言で、以前紹介したニイガッタメールと同じく齋藤四方司氏の持ち馬で、スマイルスタジアムという新潟ローカルテレビ番組の企画馬名。それにしても、なんで２回言うねん。
●リュートフルシティ（Ryuto Furu City）『柳都（新潟市の呼称）と古町より』
▼「欧米か！」という突っ込みがしっくりくるエセ洋風馬名。これもスマイルスタジアム発。新潟人の発想は、なんというか、ユニーク。
●キタノオーロラ（Kitano Aurora）『地名（喜多）より＋オーロラ』
▼馬主の穴澤正氏は福島県喜多方市の方。そりゃ福島ぐらい北ならオーロラも見えるわな（ねーよ）。
＜参考：http://www.keiba-db.com/se/ownermainj.cgi?&index=%8C%8A%E0V%90%B3%8E%81&keys2=444410306＞
●ギンナンジョウー（Ginnanjo）『銀杏城（熊本城の別名）より』
▼馬主の沼川氏は熊本県熊本市の方。別にいいんですけど、最後の長音符は要るんでしょうか？
＜参考：http://www.keiba-db.com/se/ownermainj.cgi?&index=%8F%C0%90%EC%88%EA%95F%8E%81&keys2=444425082＞
●シャクマダイオー（Shakuma Daio）『尺間大神より＋大王』
▼大分県の観光名所・尺間神社からと思われます。馬主は大分の方･･････かどうかはよく分からず。
＜参考：Yahoo!地図＞
●センゴクカイドウ（Sengoku Kaido）『地名（仙石原）より＋怪童』
▼仙石原は箱根の地名。テンジンショウグンなどで有名な馬主のテンジンは、神奈川ダイハツの関連会社。
＜参考：http://www.keiba-db.com/se/ownermainj.cgi?&index=%8A%94%8E%AE%89%EF%8E%D0%83e%83%93%83W%83%93&keys2=444422946＞
●タイハクザン（Taihakuzan）『太白山』
▼太白山は仙台にある山の名前。馬主の菅原史博氏は仙台で貸事務所業を営まれているとのこと。以前このエントリで取り上げた方ですね。今回はなんかまとも。
＜参考：http://www.keiba-db.com/se/ownermainj.cgi?&index=%90%9B%8C%B4%8Ej%94%8E%8E%81&keys2=444432026＞
●チキリボーイ（Chikiri Boy）『千亀利（岸和田）の少年』
▼馬主の西浦和男氏は大阪府泉佐野市の方。ちきり組合（ユウキの雪本氏関連の組合馬主）も由来は同じ（雪本氏はモロに岸和田の方らしい）。
＜参考：http://www.keiba-db.com/se/ownermainj.cgi?&index=%90%BC%89Y%98a%92j%8E%81&keys2=444424704＞
＜参考：http://www.keiba-db.com/se/ownermainj.cgi?&index=%82%BF%82%AB%82%E8%91g%8D%87&keys2=444422486＞
●ハクサンレジェンド（Hakusan Legend）『白山（地名）＋伝説』
▼白山（神社）というのは全国各地にあると思いますけど、普通に考えれば白山もしくは白山市 公式ホームページを指すというのが自然でしょうか。岡山の白山神社には『桃太郎』の温羅伝説が残ってたりするみたいですが･･････。せめて馬主さんがどこの方か分かればいいんですが、ググッただけでは不分明。
●テイエムカンノコ（T M Kannoko）『冠名＋神の河（鹿児島弁）』
●テイエムセッペトベ（T M Seppetobe）『冠名＋精一杯飛べ（鹿児島弁）』
●テイエムチバリヨー（T M Chibariyo）『冠名＋頑張れよ（沖縄方言）』
●テイエムハシッド（T M Hashiddo）『冠名＋走るぞ（九州の方言）』
●テイエムモッコス（T M Mokkosu）『冠名＋強い男（熊本弁）』
●テイエムヨカンド（T M Yokando）『冠名＋良いですよ（鹿児島弁）』
●テイエムワッゼエ（T M Wazze）『冠名＋ものすごい（鹿児島弁）』
▼毎年恒例、竹園氏の方言シリーズ。この系統の名前が、最早夏の小倉の風物詩になりつつある印象です。
