馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

今週の出走馬(7頭)。

▼3歳未勝利が4鞍、2歳新馬が2鞍。うーん、この時期はいつもそうですが、なんとも複雑な気持ちです。


マイネルアルセーヌ 土曜新潟2R 3歳未勝利(ダ1800m) 松岡 07/31帰厩
▼4か月ぶり。初ダートの前走は、勝馬に2秒以上離されましたが2着確保。不安が出て間隔が開きましたが、鉾田で乗り込んで太目残りはなさそう。まだ4走しかしていないものの、今の未勝利戦ならいきなりからなんとかしてほしい……という気持ちはあり。
<期待度…☆>

▼右前ヒジの腫れのため、出走取消……なんてこった。


●ウインプラチナム 土曜新潟7R 3歳未勝利(芝直1000m) 柴山 前走4着
▼中1週。初めての直線レースだった前走は、追走に汲々としながらも最後詰めて4着。状態は横ばいですが、使った分の慣れは見込めそうです。前走先着を許した2頭にシャンパンフルートあたりが強敵ですが、レースの流れに乗れれば突き抜けても。
<期待度…☆>



●ウインステルス 土曜小倉11R 久留米特別(500万下・ダ1700m) 熊沢 08/01帰厩
▼2か月ぶり。ズブいところがあって、昇級後は苦労していますが、現在は村本調教助手(元騎手)にシゴかれてなんとか現状打開を図っている様子。また、腕っ節の強い熊沢騎手に手が戻るのも好材料。ブックの調教評価では珍しくナナメ下をつけられてしまいましたが、見た目の反応の悪さほど状態は悪くないはずで。パープルアカデミーが断然という構成ですが、行くにしろ控えるにしろ、早めにマクッていくような競馬ができれば通用しても。
<期待度…△>



●ロードエスクード 日曜札幌1R 3歳未勝利(ダ1000m) 三浦 前走4着
▼中2週。北海道場所のダ1000mを三浦騎手で、という条件もこれが4戦目。大きくは崩れませんが勝ち切る決め手もなく、しかも中間は少し疲れが出た様子で強気にはなれません。本来はもっと軽い馬場の方がいいのかもしれませんが、そうも言っていられず。三浦君なんとかして! 先週新馬戦を勝った妹(レディルージュ)に続け!
<期待度…☆>


●グロッケンライン 日曜札幌5R 3歳未勝利(ダ1700m) 柴山 前走12着
▼中1週。気性的に脆いところがあり、前走はなんとシンガリ負け。最後まで真面目に走れば勝ち負けできる力はあると思うんですが……。しっかり追ってくれる鞍上への手替わりで、なんとか光明を。
<期待度…☆>


●ロードアイアン 日曜新潟6R 2歳新馬(芝1800m) 江田照 06/06入厩 06/19ゲート試験合格
▼デビュー戦。同厩の調教パートナー、メジロルマンと2頭出しですが、向こうが柴田善でこちらがエダテルですから、期待度的にはそんな感じです。パンフのコメントによると、

シャープな切れ味が身上の父、如何にもパワー型の母が一見アンバランスに映る。このような場合、得てして両者の持ち味を打ち消し合う。良からぬ思いが先立った。しかし馬体、動き等を実際にチェック。懸念は杞憂へ変わり、満を持して購買に踏み切った。

とのことですが、どちらかというと父(ステイゴールド)よりは母(キヌガサダンサー・金沢重賞勝ち馬)と母父(アジュディケーティング)が強く出ているかなぁというのが個人的な印象。ダートの長めの距離の番組が組まれ出してからの馬だと思ってますので、まずは無事に回ってきてくれれば。
<期待度…注>


メトロノース 日曜小倉4R 2歳新馬(芝1200m) 吉田隼 05/15入厩 06/19ゲート試験合格
▼デビュー戦。中間一頓挫もありましたが、立て直してここまで漕ぎ着けました。1200mというタイプかどうかは微妙ですが、芝向きの印象はあり、また調教の動きはなかなかですし、スタートさえ決めればなんとかなるんじゃないかという気はしています。ポンと先行できるイメージが湧きづらいだけに、9頭立てと少頭数になったのはなにより。先週新馬戦を勝った同厩馬(レディルージュ)に続け!(またかよ)
<期待度…○>



▼一口ネタ以外の更新意欲がめっきり減退している件について。夏バテか、それとも?


▼その一口ネタで、出資馬ではありませんがハイドパークの故障について。タニノギムレットの全弟という血統なので、広尾会員以外でもご存じの方はおられるかもしれません。
 5月18日のレース後、調整放牧。7月24日に美浦トレセンに帰厩。8月9日に札幌に移動し、今週の出走を予定していましたが、13日の札幌ダートでの追い切り後、右前の球節(中筋=繋靭帯部)に腫れが出たということで出走回避し放牧。で、気になったので例によって美浦在厩時の坂路調教データを見てみました。

ハロン平均 ハロン 指数   調教日 時計 不明 指数
12 48 49.9 10   7月25日 62.9 3
12.5 50 51.9 9   7月25日 57.9 6
13 52 53.9 8   7月26日 61.1 4
13.5 54 55.9 7   7月27日 58.7 5
14 56 57.9 6   7月27日 50.6 9
14.5 58 59.9 5   7月29日 60.8 * 4
15 60 61.9 4   7月29日 58.0 *** 5
15.5 62 63.9 3   7月30日 60.9 4
16 64 65.9 2   7月30日 53.5 8
16.5 66 67.9 1   8月1日 60.2 4
17 68 0   8月1日 55.6 7
            8月3日 60.6 4
            8月3日 51.2 9
            8月5日 67.0 1
            8月5日 60.8 4
            8月6日 63.7 3
            8月6日 50.2 9
            指数合計 89
※*印は不明ラップ数。その際トータルラップは判明ラップ平均×4で算出。
▼左側が便宜上設定した調教負荷指数・算出表。これで横の比較をしようなどというのであれば、馬ごとに補正をかけないといけないでしょうけど、まぁとりあえずは調教量を可視化するための方便ということでひとつ。
 で、それに右側の調教データをあてはめてみると、7/25〜8/6までの13日間で指数合計89……ということは、単純計算すると1日当たり7弱。毎日1本14-14を乗ってる感じでしょうか。
 と言っても、繰り返しますがこれは便宜上の指数でしかないので、目安以上の意味はほとんどないんですが、試しに1頭比較対象を挙げてみましょう。
7月26日 65.8 2
7月27日 64.5 2
7月30日 52.4 8
8月2日 77.1 0
8月3日 58.7 5
8月5日 62.4 3
8月6日 56.9 ウッド 6
8月8日 69.0 0
8月9日 53.2 8
8月12日 60.7 4
8月13日 71.4 0
8月13日 50.3 9
指数合計 47
▼バリバリのオープン馬、アイルラヴァゲインの調教データです。6月8日の安田記念(18着)後、おそらく一旦放牧→7月下旬に帰厩したのではないかと思われます。ちなみに8月31日のキーンランドCが目標の模様。ウッド調教も混ざってますし、単純に比較するのはナンセンスですが、とりあえず数字だけ挙げておきます。ご参考までに。