馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

今週の出走馬(5頭)。/ウイン・セゾンに大きな動きが。

  • ロードハリアー 土曜函館8R 500万下(芝1200m) 三浦 前走5着
    • 果たして短距離向きなのかという疑問はまだあり。使い詰めも心配。
  • ロードアリエス 土曜京都11R 大文字ステークス(1600万下・芝1800m) 鮫島 06/23帰厩
    • 芝に戻るが荒れ馬場は向くかも。問題は鞍上が積極的なレースをできるかどうか。
  • ロットネスト 日曜新潟9R 糸魚川特別(500万下・芝2000m) 福永 前走1着
    • 交流戦の勝ちっぷりをみるに距離はあった方がいいかもしれないものの、中央でリダウツ産駒はまだ1800mまでしか走ったことがないだけに、裸同然の52キロを味方にどこまで。
  • ウインスカイハイ 日曜京都7R 500万下(ダ1900m) 國分優 前走10着
    • 年明けに復帰して、これが驚異の12戦目。4角2〜3番手なら大崩れはなく、ここで一息入れることが確定しているだけに、思い切ったレースを。
  • マイネヴィント 日曜京都9R 木屋町特別(500万下・芝2000m) 川須 06/30帰厩
    • 10頭立ては恵まれたが、牡馬相手の別定戦でどこまで。

▼今週は期待していたグリューネワルトとマイネルユリウス(のデビュー戦)が揃って回避でテンションが下がってしまいました。グリーンの募集がそろそろですし、キャロットも募集馬ラインナップが発表されましたが、今年は社台でお高めの馬に行ってしまったので控えめにする予定。グリーンは(ラフィアン同様)補償消化、キャロットはブルーメン初仔がとりあえずの目標です。


▼大きなトピックとしては、まずウインの身売りが発表されたこと。新代表が岡田義広氏に変更、という通知が来ていました。コスモヴューファームの……というか、岡田繁幸総帥の三男ですね。セゾンと提携解消してしまった二の轍は踏まなかったというかなんというか。噂によると社員も新聞報道で知ったらしいですが、すっぱ抜いたのはサンスポということで、さもありなんという感じ。
 個人的な感想。

  • プラス面
    • 社台の三軍+馴染みの牧場+村上欽哉という募集馬提供体制には明らかな限界が見えていたので、それならコスモの一軍の方が余程マシ、というのが私見
      • セゾンの現4・5歳(CVF提携時代)世代で非常に良い思いをさせてもらっているだけに余計そう思うのかも。
  • マイナス面
    • 片山・及川体制による情報提供やトレセンとのコミュニケーション自体は上手く行っていただけに、それが大幅に後退するであろうことは痛い(既に在厩馬の情報更新は週一に減ることが発表済み)。
    • 厩舎レベルは落ちる(というかラフィアン系に変わる)のが確定的。
      • ただまぁ国枝師あたりは残るだろうし、元々の馬レベルを考えると角居・松国・松博・藤原英あたりへの預託はそもそもミスマッチだった感もあり。

3歳までで24頭(募集中止除く)に出資して19頭が43勝と、ウインとは非常に相性が良かっただけに残念な気持ちはあります。ただ、バイヤー系だけに募集価格への転嫁はどうしても避けられていなかった印象なので、期待も大きいというのが正直なところ。


▼さらに、セゾンも会報で追分ファームとの提携を発表。社台・サンデー・G1という三位一体に、グリーン・キャロット・セゾンというセカンドクラブ体制も倣う形になるのか、それともG1レーシング本格始動までの繋ぎなのか、こちらはまだ不分明。