馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

今週の出走馬(9頭)。

  • ウインフロレゾン 土曜新潟10R 岩室特別(500万下・芝2200m) 大野 09/15帰厩
  • グレイスフルデイズ 土曜東京4R 2歳新馬(芝1400m) 内田博 08/30入厩 09/08ゲート試験合格
  • ロードアリエス 土曜京都4R 障害未勝利(ダ2910m) 白浜 09/04帰厩 10/04障害試験合格
  • コーディリア 土曜京都6R 500万下(牝・ダ1800m) 小林徹 前走13着
  • マイネルアイザック 土曜京都8R 500万下(芝2200m) 和田 前走3着
  • ドリームゼニス 土曜京都11R 室町S(OP・ダ1200m) 酒井学 10/05帰厩
  • ブリージーデイズ 日曜新潟9R 500万下(芝1200m) 村田 10/04帰厩
  • スターコレクション 日曜新潟12R 菅名岳特別(500万下・芝1800m) 鮫島良 10/07帰厩
  • ロードアクレイム 日曜京都11R 菊花賞(3歳G1・芝3000m) 福永 前走2着

ウインフロレゾンは休み明けですが、ここ目標にラフィアン系列になったとは思えないほどじっくり調整。このクラスの芝中距離でやれることはわかっていますので、あとは展開と相手関係次第でしょう。本格的な冬を迎える前に二つ目の勝利が欲しいところです。
 グレイスフルデイズはデビュー戦。とにかくこの馬のことを考える時にすぐ思い浮かぶのは、今はなき姉・モアグレイスの面影です。姉譲りの先行力を生かせる展開になればいきなりから結果も、と期待しますが、それよりもとにかく姉の分まで悔いのない競走生活を、という気持ちの方が先に立ちます。
 ロードアリエスは入障緒戦。実に1年ぶりのレースとなりますが、春は外厩で障害練習をこなし、5月には帰厩して障害試験に向けてみっちり調教を積んできました。諸事情あって試験を受けぬまま一旦8月に放牧されましたが、9月の声を聞いて早々に再帰厩し、10月4日にようやく障害試験合格を果たしました。年齢が年齢ですし、レース勘の問題もありますが、特に不安があって休んでいたわけではなく、試験の際のタイムも(障害には詳しくないのでアレですが)96.6秒と上々のもの。相手関係は厳しそうですが、なんとか適性を見せて欲しいと思います。
 コーディリアは中3週。昇級緒戦の前走は着順こそ大きいですが、着差はそれなり。早い上がりへの対応力と馬体減が響いた印象です。初ダートはちょっと早い気もしますが、切れ味不足をカバーする選択肢としては試しておく価値がありそう。とはいえ馬格がある方ではないので、どんなレースをしてくれるか期待半分・不安半分です。
 マイネルアイザックは中3週。一息入った後の前走が放牧明けにしては上々の内容。馬体重の変化はほとんどなかったので、使っての上積みがどこまであるかはわかりませんが、ヨーイドンの展開・仕掛けにさえならなければ、順当に上位争いできるはずですので楽しみです。
 ドリームゼニスは2ヶ月ぶり。オープンではすっかり頭打ちで、一時は進退の危機でしたが、ダート適性を試してみるということでここへ。個人的にも一度もチャレンジしないまま引退というのは納得いかなかったので歓迎ですが、ただ実際の適性はどうだと問われると微妙。パワーがあるのは間違いありませんし、オープンでも着順ほど負けていないことも多く、衰えというより切れ負けなんだろうとは思いますが、前の造りや捌きはゆとりがあるタイプで、その辺がどう出るかが気がかりです。一戦一戦が勝負という段階ですし、なんとか活路を見出して欲しいところですが、さて。
 ブリージーデイズは中3週。一時はダートの2100mで2着したような馬ですが、最近はすっかり1200mの馬に。とはいえおそらくは集中力が持続しない気性が問題で、本質的な、というか体質・体格的な適性は中距離かそれ以上にあるのではないか、という疑念が拭えません。今回も結果は馬の気任せだろう、と一種諦観の域にいます。
 スターコレクションは5ヶ月ぶり。8月下旬には帰厩、9月に復帰の予定でしたが、トモの状態がイマイチということで短期放牧を挟んで立て直されました。短い期間でしたので劇的に回復したということはもちろんありませんが、勝って同条件の一戦ですし、格好ぐらいはつけてくれると嬉しいところ。
 ロードアクレイム菊花賞に挑戦します。ディープブリランテの離脱で一強ムード。その一強・ゴールドシップには、前走・神戸新聞杯で完敗しており、2着で出走権利は獲得できましたが、本番どうこうという内容ではなかったように思います。とはいえ、今週障害デビューするロードアリエスが2008年に挑戦(11着)した時よりはまだしも勝利に近い位置にいることは確かでしょうし、抽選の結果出走を果たせなかったロードアイアンのことを思えば、権利を持って出走できるだけで素晴らしいことだというのも事実。今はただ、この超良血馬がふさわしい大舞台に立てることを純粋に喜びたい所存。