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●シーユーサンデー(See You Sunday) 牝
父サンデーサイレンス/母シーユースーン 松山康久厩舎
<馬名意味>
『日曜日に会いましょう』の意。
登録時の意味としては上記のようになっていますが、サンデーのラストエイジということを考えれば、どうしたって「さよなら、サンデーサイレンス。」というミーニングが透けて見えます。そうか、もう終わりなんだな・・・・・・と。
▼偉大なるサンデーサイレンス、今年ダービーを勝ったお前の息子を思うたびに、失われたものの大きさを改めて突きつけられる気がしていたけど、昨日アメリカンオークスを勝ったお前の孫娘を見て、少し考えが変わったんだ。お前という樹は枯れてしまったけど、お前がポツンと立っていた荒野は、いつのまにか鬱蒼と茂る森になって、今もどんどん拡がっている。だから、週末はまた遊びに行くよ・・・・・・会いに行くよ。
▼シーザリオについて、各種マスコミ&パソコミ(パーソナルコミュニケーション・・・・・・とは言わないか)で言及が続いていますが、見ていて思うのは、「シーザリオ」という名前、ホントに紙面(画面・文章)映えするなあ、ということ。言霊の権化のような、かのシェイクスピアから生まれた名前と知った時は、さもありなんと思ったものですが。
▼僕は、ことモノの名前に関しては徹頭徹尾の言霊主義者であり、しかしてその意味においては運命論者ではなく宿命論者でもあります。シーザリオは、シーザリオという名前だから男装の麗人という佇まいを思わせているのではなく、男装の麗人という生まれついての属性を持っていたからこそシーザリオという名前が付いたのだ、と把握するのが基本スタンスです。ルドルフはルドルフだから皇帝だったのではなく、皇帝だったからルドルフなのだ、というのと同様の考え方ですね。・・・・・・笑いたきゃ笑え。