▼http://keiba.radionikkei.jp/news/20050731K21.html
アグネスタキオン産駒はこれで5勝目、そのうち4勝までが新馬戦でのものです。その勝ち方も、逃げ、好位差し、そしてショウナンタキオンのような直線一気と様々。能力の高さもさることながら、競馬というものを最初から良く知っているような印象があります。
あまりにも走るので、7月終了時点での『初年度』産駒成績を、偉大なる父サンデーサイレンスと比べてみたくなりました。結果は以下の通り。
当時とは番組体系も違いますし、同時期のサンデー初年度産駒は既に重賞の札幌3歳S(当時)を
プライムステージ=
キタサンサイレンスでワンツーしていましたから、単純に比較はできません。が、少なくとも見た目の数字上では、不世出と言われた父に迫る成績でスタート
ダッシュを決めたことになります。近視眼的の誹りを恐れずに言うなら、混沌としていた”ポストサンデーダービー”はどうやら、先行している
ダンスインザダークと
フジキセキ、後続集団から頭ひとつ抜け出しつつある
スペシャルウィーク、そして急追する
アグネスタキオン、という構図ができつつあるようです。もちろん今後
ゼンノロブロイや
ディープインパクトもスタリオン入りするでしょうし、状況がどんどん変わることは間違いないでしょうけど、現状での隊列が定まってきた感はあります。
しかし、このままだと冗談抜きで日本の父系は
Hail to Reason系と
Mr.Prospector系に塗りつぶされてしまうんじゃないかという勢いですね。ジャンポケ、バクシンオー、ライアン、
フサイチコンコルド、
サッカーボーイ、オペラオー。”血の揺り戻し”がいつかは来るとして、その時に今の国内父系でマトモに生き残ってそうなのは、もしかして甘めに見てもこれぐらいでしょうか。シルヴァーチャームやら
ワイルドラッシュやらといった感じで異系の有力な血もどんどん外から導入されるでしょうしねぇ。そうなるとちょっと寂しいかも。とりあえず、なにはなくとも
ビゼンニシキ系には是非生き残って欲しいんですが・・・・・・難しいかな。