馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

デュークトーゴー(Duke Togo) 牡
メイショウドトウ/母メイショウブレイズ 小西一男厩舎 河合克俊氏
<馬名意味>
『冠名+人名』の意。


 デューク東郷って、それアリ!? じゃあ冠名カスミでカスミケンシロウとか冠名エドガワでエドガワコナンとか冠名ジョルノで「このジョルノジョバーナには夢がある!」とかもアリだというのか! ディ・モールトびっくりだ!
 しかも、命名した馬主さんがあの『帯をギュっとね!』『モンキーターン』を描いた漫画家!? と思ったら一文字違いの別人でした。まぁそこまで行ったら出来すぎですか。
 河合氏が「デューク」という冠名を使い続けて20年。ずっとこの名を付ける機会を待ち続けてきたのかと思うと、胸に迫るものがあります(嘘)。


▼霞拳志郎は『蒼天の拳』(『北斗の拳』のケンシロウの2代前の北斗神拳伝承者)、江戸川コナンは『名探偵コナン』、ジョルノ・ジョヴァーナは『ジョジョの奇妙な冒険』、『帯ギュ』を描いたのは河合克”敏”。念のため。


http://keiba.radionikkei.jp/news/20050817K01.html
 というわけで、結果は2着。個人的にはロブロイの走り云々よりも、佐藤アナの実況のグダグダさと、直線に入ったところで映像が途切れるという嫌がらせのような放送事故、そしてそれを受けての鈴木淑子さんの動揺ぶりが鼻につくばかりの中継でした。今回のお粗末さだけをあげつらうまでもなく、近年の馬やホースマンのレベル向上に競馬マスコミが全くついていっていないのは、北海道開催の山内=藤田ライン並みにガチ。
 近年競馬マスコミやその内部・周辺でウロウロしている評論家・ライターたちは、ことあるごとに競馬人気の凋落を取り上げ、その主要因として主催者側や生産者、調教師やジョッキーの在り方、果ては「スターホースの不足」という物言いで馬そのものまでもを槍玉に挙げています。が、個人的には、主催者はじめとした当事者努力よりも、報道や見せ方、要するにマスコミが担っている部分のほうが、レジャーとしての競馬活性化に余程密接に関わっているのではないかと思ったり。彼らが深刻な「危機感」と「当事者意識」を持たない限り、数ある娯楽の中での競馬の復権は決してありえないでしょう。