馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

土曜の出走馬(3頭)。

ウインカスケード 東京2R 3歳未勝利(父・ダ1300m)  バルジュー 前走2着
中1週。久々の前走は最後掴まったもののこのクラスでは力上位をアピールする走り。今回は相手関係を見ると、どうやらコペルニクスとの一騎討ちのようです。使った上積みが順当にあれば自信を持てるところなんですが、この中間はソエを気遣ってプール中心の調整。そのあたりがレースに行ってどう出るかと、展開がポイントでしょう。どちらも前に行って結果を出している馬だけに、マッチレースの様相を呈しそうな按配ですが、目標にされる方が不利では。その意味で、枠順も気になります。
<期待度・・・○>

<結果・・・7着(2人気)>
ロケットスタートから楽に番手の競馬、勝負どころでの手応えも絶好でこれなら、と思ったら直線はアラアラ。最初は中間楽をした影響かと思いましたが、レース後のジョッキーの談話を聞くとどうも外に逃げていた模様。左回りはよくないのかもしれません。一息入れて中山に向かうようで、その選択は歓迎です。次に人気を落とすようなら狙い目ですが、まぁそんなことはなさそうです。


ロードマジシャン 東京6R 500万下(芝2300m) 江田照 前走7着
中3週。転厩後2戦の平均単勝オッズが300倍オーバーという評価ながら、前走はなんとか着を拾ってくれました。使って良くなるブライアンズタイム産駒、この中間も熱心に乗り込まれており、さらに上積みが見込めそうな雰囲気はあります。ただ、おそらく出走可否の問題だと思うんですが、当初来週のダート戦を予定していたのが、急遽芝のここへ。新馬戦で2着しており、芝がまるっきりダメとは言いませんが、これまでの戦績と調教の動きを見ても、瞬発力勝負には弱そう。追い切りにも乗っているジョッキーがそのあたりを踏まえたレースをしてくれれば、通用してもおかしくないとは思いますが、期待感と呼べるほどの手応えがあるわけでもなく。前走、前々走並みに人気がないようであれば、ヒモで拾ってみても面白いかもしれませんが・・・・・・。
<期待度・・・△>

<結果・・・13着(14人気)>
いわゆる”後方まま”。(時計の速い)芝も合わないし、距離も長いということでお話にならず。使いつつダートで活路を見出すしかなさそうです。

ロードマジェスティ 小倉11R 小倉大賞典(G3・混・ハンデ・芝1800m) 田中勝 前走1着
中2週。昨年10月の桂川Sで復帰してから、4ヶ月足らずで7戦目。そのタフさには頭が下がります。前走後は東京新聞杯とここと両睨みでしたが、時計の早い決着は辛そうということでこちらへ。小倉大賞典というと前残り天国というイメージがあり、またそれはある程度事実なんですが、かといってレースが上がり勝負になりがちかといえばそうでもなく、大抵3F35秒台、少し渋れば37〜38秒ほども掛かる場合があります。そういう意味では、この馬にとっては東京新聞杯より向いたレースと言えるかもしれません。ただ、今回のメンバー構成を見るとさほど前が早くなりそうな印象はない感じ。ビッグプラネットは場合によってはメジロマイヤーを行かせて番手の競馬もできそうですし・・・・・・。エイシンドーバーメイショウカイドウあたりが早めに前を捕まえにいってくれれば漁夫の利をさらえるかもという気もしますが、期待値としてはさほど高くなさそう。強調材料としては状態の良さと斤量差ぐらいでしょうか。とはいえローカルのハンデ戦、展開ひとつという雰囲気もしますし、わざわざ小倉まできて前走に続き手綱を取ってくれる田中勝騎手の一発に期待、といったところです。
<期待度・・・▲>

<結果・・・11着(6人気)>
珍しく掛かり気味の行きっぷり。それをなんとか抑えようとしているうちにそこそこ流れてしまい、落ち着いた頃には後方の馬が外からどんどん仕掛けていくタイミング。4角ではもう後ろから数えたほうが早い位置取りで、メジロマイヤーが逃げ切ってしまう展開ではなにもできず。直線切れないがバテない馬だけに、今回のロスの多いレース運びは致命的でした。どうも鞍上は小倉は初めてだったようですが、それにしたって中山や府中と同じ感覚で乗るこたないだろうにというのが正直な感想。もったいないレースでした。このダメージが残らないことを祈ります。