馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

日曜の出走馬(4頭)。

ウインディグニティ 東京9R テレビ山梨杯(1000万下・混・芝1600m) 福永 01/24帰厩
短期放牧明け。ここ2走は展開が向かず差し届かないレースが続いていますが、磨いてきた末脚はこのクラスでも十分通用するレベル。府中に替わる今回はレースがしやすくなりそうで、実際昨年現級の同条件で3着があります。短期放牧を挿みましたが状態は上々。他力本願型だけに展開の助けが必要ですが、前走以上があって驚けないと思います。あまり人気がないようなら、サンキンバスターとナスノストロークあたりを相手に馬券でも色気を持ってみようかと。
<期待度・・・▲>

<結果・・・1着(7人気)>
7番人気といっても単勝は10倍程度ですが、それでも軽視されたかなという感じ。展開にも乗り方にも助けられた印象はありますが、最内からズバッと差し切ってくれました。やはり府中は向きます。馬券も三連複をちょろっとゲット。最近色々物入りなので助かりました。
http://keiba.radionikkei.jp/news/20060205K17.html
http://keiba.radionikkei.jp/news/20060205K18.html


ロードグレイシア 京都6R 3歳500万下(混・芝2400m) ペリエ 前走1着
中1週。土曜の平場のダート1800mに行くかと思っていたんですが、8頭立てかつペリエを確保できたこちらへ。馬の現状での適性を考えれば断然ダートだと思うんですが、山内師らしく相手関係でのチョイス。ただ、頭数は少ないとはいえ、ラジオたんぱ賞4着のアペリティフ、若駒S3着で一度直接土をつけられているマイネルオレア、血統馬キャプテンベガなど、レースレベル的にはむしろこちらが上かもと思わせるメンバー構成。この距離でもバテるイメージはありませんが、どスローで流れることが濃厚だけに、上がり勝負に対応できるかどうかが懸念材料です。能力的にはさほど遜色ないと思いますので、乗り方ひとつの面はありそうですが・・・・・・。
<期待度・・・△>

<結果・・・5着(5人気)>
道中はずっとハロン13秒台中〜後半のラップが続いて、完全に上がりの競馬。勝ち馬は別格として、他の馬との差は切れ味としか言いようがありません。やはり現状は、瞬発力の無さをカバーできるダートがベターでしょう。

カルナバリート 京都9R 寒梅賞(3歳500万下・混・ダ1400m) 上村 前走1着
中3週。緒戦は能力差で圧倒。大型馬でまだまだ仕上がり途上だっただけに、使っての上積みも大きそうで、昇級戦のここでもいきなりからの期待が持てそうです。今週の追い切りは終い重点ながらいい動きをしていましたし、一週前追い切りでは栗東坂路の一番時計を叩き出しており、中間の気配も上々。選択肢に入っていた土曜の平場の1800mならなおさら良かった気がしますが、派手な勝ち方をしてきた馬が多い特別戦のここでも、決して見劣りしない素質の持ち主。新馬戦では掛かり気味の面も見せており、距離短縮にも対応できそうです。キャリアが浅いだけにスムーズなレースができるかどうかが気がかりで、そのぶん一枚評価を落としますが、まともに走れば上位争いできるはず。期待したいところです。
<期待度・・・○>

<結果・・・1着(1人気)>
昇級してこのメンバー・この距離でも楽に先行できました。2着馬に直線一旦完全に抜け出されてしまった時には焦りましたが、エンジンが掛かってからは楽に抜け出し。一言で言って力が違いました。現地で見てきましたが、パドックでの貫禄は特筆もの。まだ絞れる体つきに見えましたが、それでもこの勝ち方ですから将来が楽しみになってきました。ただ、さほど脚元が丈夫な血統ではなく、大型馬ということもあり、無理はしてほしくないところです。
http://keiba.radionikkei.jp/news/20060205K13.html
http://keiba.radionikkei.jp/news/20060205K14.html
ジョッキーは「芝にも挑戦したい」と言ってますので、順調ならトライアルに使ってくるかもしれません。素直にダートのオープンまで待てばいい気もしますが・・・・・・。


ヴァンジェーロ 小倉7R 500万下(混・ダ2400m) ルメール 01/25帰厩
短期放牧明け。地方からの再転入後緒戦の前走は仕上がり不足もあり惨敗。ただ、一度使って気配はガラッと上向いており、短期放牧を挿んでも使った上積みは順当にありそう。先週坂路で4F50.7秒という時計をマークしており、調教だけ走ればこのクラスならいつ通用してもおかしくない能力は秘めている馬です。ただ、ダート2400mという舞台設定は判断に苦しむところ。Deputy Ministerらしい一本調子な面が出てしまうと、出入りの激しいこの条件は微妙かもしれません。大型馬でガラリ一変とまでいくかどうか疑問な面もあり、もう1、2戦様子を見たい気もします。
<期待度・・・注>

<結果・・・11着(5人気)>
一言で言って距離が長い。特にそれ以上のコメントはありません。