馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

日曜の出走馬(3頭)。

ロードスフィーダ 中山8R 500万下(混・芝1800m) 横山典 前走5着
中8週。暮れの中京の復帰戦から、軽い脚部不安やら除外やらでここまで次走が延びました。仕上がりに手間取るタイプではないだけに、その分は決してプラスにはならない感じですが、それでもこのクラスなら大崩れはないはず。距離はマイルがベストという印象ですが、3歳時の山桜賞で2着があり、折り合いに進境ある今なら守備範囲。メンバー的には武豊に乗り替わるヤマニンメルベイユが強いかなという気がしますが、今週から復帰の横山典騎手の快気祝いとなるような快走を期待します。
【関係者コメント】(ロード公式サイトより抜粋)
「22日(水)は坂路コース1本を単走で。この馬に2本の登坂を課すと幾らかオーバーワーク気味なのに加え、併せ馬で追い切るとタイムが出過ぎてしまいますのでね。でも、仕上がりは悪くないですよ。除外、除外で予定が延び延びとなった分だけ本当のピークは越えてしまった印象も微かに抱きますが、能力的には好勝負に持ち込めるはずです」(伊藤正師)
<期待度・・・○>

<結果・・・1着(3人気)>
スピードの違いで先手を取ると、軽快に逃げて直線入り口では3馬身ほどのリード。渋った馬場も味方につけて、レイズユアドリーム以下の追撃をなんとか振り切りました。元々このクラスでは力上位でしたが、久々の騎乗だった横山典騎手の好騎乗と、追い込みづらい馬場にも助けられ、ようやく昇級。血統的にはピークを過ぎているかもという懸念もありますが、自在性が付き大崩れしなくなった今なら、上でもやれるかもしれません。


オフィサー 阪神10R なにわS(1600万下・混・ダ1200m) 四位 01/25帰厩
短期放牧明け。先々週のすばるS(格上挑戦)、先週の春望Sと連続して除外を食らい、ここまでスライド。本音は末脚を活かし易い府中の1400mで走っておきたかったところですが、1200mでも結果は残しており、極端な前残りにならなければ対応はできるはず。相手関係もそれなりに落ち着きましたし、56キロのところをサワノブレイブが57.5キロ背負ってくれればハンデ的にもまずまず。2週延びた分太目残りがないか気になりますが、調教タイムは相変わらず余裕残しの手応えで抜群(2/23栗坂重 51.5 38.3 25.8 13.2 馬なり余力)。いざオープンへ。
【関係者コメント】(サウスニア公式サイトより抜粋)
「テンのダッシュ力が一息ですので、上のクラスともなると、前半はどうしても後ろからになってしまいますね。ただ、その辺は鞍上が心得ていますから、あとは好騎乗を期待したいと思います」(森師)
「稽古はやればやるだけ時計が出るタイプですので、今週の好時計もこの馬にとってはいつものこと。体調は変わらず良さそうですよ。前に行けない分、終いの活かせる展開になって欲しいものです」(小崎助手*新調教師)
<期待度・・・◎>

<結果・・・6着(1人気)>
出脚つかず最後方から。直線はメンバー最速の上がりで追い込んできてはいますが、逃げた人気薄の馬がそのまま残ってしまう展開と馬場では届くはずもなく。能力は上位のはずなんですが、うーん、なかなかこのクラスを卒業できません。


ロードマジェスティ 阪神11R 阪急杯(G3・混・芝1400m) 藤田 前走11着
中2週。これで休養明けから2ヶ月半で8戦目。それで状態は高いレベルで安定というんですから偉い馬です。目指せギガトンってことで今後もひとつ。さて、前走の小倉大賞典ではチグハグなレースで力を出し切れませんでしたが、今回は阪神替わりで距離短縮。変われる余地は十分にあります。鞍上は、これまで3回乗って6・5・5着の藤田騎手に戻りますが、どれも相性云々というより馬の状態面が大きい敗戦だった気がしますし、ガッシリ乗ってくれるタイプの騎手の方が合いそうですので、悪くはないでしょう(少なくとも小倉初騎乗だった前走のカッチーよりは)。開幕週で前が止まらない馬場になると困りますが、この鞍上ならゲートさえ出ればそれなりの位置で競馬しそうですし、3歳時のジュニアカップで一応速い時計にも対応済み。日曜はちょっと天気がぐずつきそうで、一雨来てくれれば尚歓迎。メンバーを見渡しても、ウインクリューガーはウチの馬以上に後方一手、オレハマッテルゼは東京以外だと(3.4.1.5)でしかも鞍上大先生では詰めの甘さを出しそうな予感、グランリーオは初阪神で中山は未連対、コスモサンビームは久々、コスモシンドラーは昇級の別定戦で阪神未勝利、ゴッドオブチャンスは近走不振、シルクトゥルーパーは障害戦落馬からの連闘で師の引退記念出走気配、スナークスズランは混合戦でどうか、タマモホットプレイは1ハロン延長と鞍上ナヴェで連勝疑問(ひでえ)、ニシノデューは別定戦への格上挑戦でやはり師の引退記念気配、ハッピートゥモローとローエングリンは近3走2桁着順、ブルーショットガンはミッキーラスト重賞で怖いですがベストは1200mの印象。意外とやれそうな相手関係に見えます。というわけで、ロードとビッグの2頭軸3連単マルチで勝負。いや、そういう趣旨のエントリじゃないんですが、ともあれ出資者の贔屓目込みでも期待大ということで。
【関係者コメント】(ロード公式サイトより抜粋)
「22日(水)は坂路コースで併せ馬を消化。終いまでビッシリと追ってトータル51秒6の時計を出しています。前走は道中を気分良く行ったのに加え、幾らか距離が長かったのかも。引き続きデキは高いレベルで安定。大崩れの無い阪神コース、1400mに舞台を替えて是非とも好戦を期待したいですね」(山内師)
<期待度・・・○>

<結果・・・6着(8人気)>
前半から追っ付けての追走で、どうも重賞のこの距離では幾分忙しいよう。それでもラストは良く伸びていますし、重賞でこの着順なら頑張っていると思います。ただ、ドシャドシャの馬場に助けられた部分もありそうですし、やはりベストは阪神か中山のマイルでしょうか。現状好走条件レンジが狭すぎますが、幸いわりとメジャーな距離・コースですし、狙いも立てやすいんじゃないかと思います。使い詰めの反動が出ないうちに休養をあげてほしいんですが、この厩舎だから使える間は使い続けそう・・・・・・。


▼ここんとこケの方面が忙しすぎて(頭の”ケ”の方はめっきり淋しくなりましたが)、ハレである競馬やオリンピックその他諸々を心底楽しむ余裕がありません。今週の土日も仕事だし・・・・・・。ボチボチ2歳馬名が決まり出す季節なので、そしたらテンションもブログ更新頻度もまた上げていけそうな気がします。馬名ネタといえば、以前取り上げたカラーニクチベニを最近ブックの連載でかなざわいっせいがネタにしてました。目指す方向性としては意図する通りに向かえていたことが分かって一安心。まぁ、その方向性自体が間違っている可能性も濃厚なわけですが。