馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

土曜の出走馬(4頭)。

ウインカスケード 中山1R 3歳未勝利(ダ1200m) 横山典 03/14帰厩
放牧明け。ソエの状態が良くなく、なかなかコンスタントに使えません。今回も騙し騙しの調整ですが、それでも一追いごとにこなれた動きになってきているようです。左回りはスムーズさに欠けるとのことで、中山に戻るのは好材料。当初は同日福島1Rを予定していましたが、ダイワダイハードとショウエンジェリコが強いと見て急遽こちらへ。鞍上にヨコテンを確保し、相手はエプソムメサイア1頭という感じで、まず好勝負に持ち込めそうです。あとは展開ひとつ。楽に先行できる流れなら押し切りまで。
【関係者コメント】(ウイン公式サイトより)
「入厩してから順調にきているし、何よりも時計を出すごとに動きが良くなっています。追った後でも今日はソエを気にしていませんし、大丈夫ですね。そこでなんですけどね、福島の想定でメンバーを調べてみたら、何頭か成績のいいのがいるんですよ。少しでもチャンスがあるほうがいいですから、福島より戦いやすそうな中山で使うことにしました」(鈴木伸師)
<期待度・・・◎>

<結果・・・6着(2人気)>
【関係者コメント】(ウイン公式サイトより)
「スタートは上手いし、スピードがあるのも分かっていたから、今日は砂を被りたくなかったのもあってハナに行かせるつもりでいました。直線に向いて手応えもあったし、耳を絞ったり、もたれたりということはなかったのに、最後はだらしなかったねぇ。でも今回感じたのは、ダートだと走りがバラバラになってしまうということ。新馬戦の時の方が確実にいいフットワークで走っていましたから、本質的には芝の方がいいのかもしれないね」(横山典騎手)
「ダートを使ったことで、ソエの方は問題ありませんでしたし、今日はもたれて追いづらいということもありませんでした。ジョッキーも言っていましたが、私も本質的には芝向きの馬だとは思っているんです。でも、脚元の関係があってダートのレースを選択していました。次走に関しては、帰って脚元の状態を確認してからとはなりますが、芝のレースも考えたいと思います。芝のレースで、ハナに行かせるんではなくて差す競馬、本当はそういう競馬をさせたいんです」(鈴木伸師)


ロードクライマー 中山6R 3歳500万下(ダ1600m) 田中勝 03/09帰厩
放牧明け。ソエを気遣いながらの調整も、調教では良い動きを見せており、態勢は整ってきた感じ。久々の分の割引は必要でしょうけど、メンバー的には数頭を除きかなり低調で、休養前と同レベルのパフォーマンスを発揮できれば、見苦しい競馬にはならないはず。勝ち負けとまでは言いませんが、次につながる内容のレースを期待します。
【関係者コメント】(ロード公式サイトより)
「5日(水)は坂路コースで50秒2を記録。いつも攻め馬は動くとは言え、この一追いで十分な仕上がりに達したと思います。左前脚のソエも落ち着いており、田中勝春騎手を鞍上に今週のダート1200m戦へ向かいましょう。気性で走るタイプだけに休み明けでも能力を発揮できるはず」(菊川師)
<期待度・・・△>

<結果・・・12着(5人気)>
【関係者コメント】(ロード公式サイトより)
「ソエを気に掛ける様子も見せず、道中は良い格好で走っていましたよ。ただ、序盤に気負い気味で、その影響で直線半ばで余力を失くす形に。これが逆だったら結果も違ったのでしょうけどね。まぁ、今日は休み明け。まだ馬体も太く、稽古代わりと言った感じでした。この一叩きで中身も引き締まるはず。次は変わり身が望めると思います」(田中勝騎手)



ロードアルファード 阪神9R アザレア賞(500万下・混・芝2000m) 四位 前走4着
中2週。これでも山内厩舎にしては大事に使われている感じです。前走は勝ち馬には完敗の態でしたが、昇級戦としてはまずまずの結果。その際騎乗した武豊の印象から、今回は距離延長。血統の字面からはマイラーという感じでもなく、切れないがバテない末脚と折り合いの不安のなさから、もしかしたら嵌まるかもという期待感もあり。ただ、12頭立てながらさすがに中央場所のこの距離の特別ということでメンバーは揃いました。勝ち負けできるとしたらショウナンサザンとの行った行った、ぐらいかなという気も。ここでも上位争いしてくれるようなら、今後が大きく期待できるんですが、さて。
【関係者コメント】(ロード公式サイトより)
「坂路コースの馬場状態が悪く、5日(水)は終いをキッチリと追ってトータル55秒程度で頂上まで到達しました。この中間も順調ですよ。ジョッキーの意見を参考に今回は芝2000mへ。実際に府中の芝1800mで勝利を収めており、距離に関して何ら心配は要らないでしょう」(山内師)
「上手にスタートを切れてスムーズに先団へ。道中では上手く流れに乗るなど、勝ちパターンの競馬だと思ったのですけどね。いざ追い出してからの反応が今一つでした。もう少し距離が延びた方が良さそうな感じです」(武豊騎手・前走さわらび賞後コメント)
<期待度・・・△>

<結果・・・3着(8人気)>
【関係者コメント】(ロード公式サイトより)
「距離は2000m以上の方が、より良いかもしれませんね。前半、行きたがった分、最後はジリっぽくなってしまいました。前に一頭馬を置いて追走し、道中じっくりとスムーズに運べれば、結果も変わったのではないでしょうか。馬体面の成長よりも気持ちが先行してしまう傾向があります。その辺りのバランスが良化すれば、力を発揮できると思います」(四位騎手)

ウインカーディナル 阪神12R 1000万下(混・ダ1800m) 福永 前走2着
中3週。前走は展開が向いたこともありますがあわやの末脚。このクラスでも十分勝ち負けできることを示しました。その後一時は中1週のプランも出ましたが、使い詰めも考慮して間隔を取りました。それでも普通に中3週で、この馬のタフさには頭が下がります。今回は、前走でも当たったグランプリスターが逃げて、ビッググラスがそれを追いかける展開。他に行きそうな馬がおらず前走ほど展開に恵まれることはなさそうですが、メンバーレベル的には幾分落ちるかなという感じ。3〜5着かなぁという気もしますが、アクシデントがない限り大崩れはなさそうです。
【関係者コメント】(ウイン公式サイトより)
「状態は相当いいと思います。今回はちょっとレース間隔を開けてあげたことが効いていますね」(白倉調教助手)
<期待度・・・▲>

<結果・・・4着(2人気)>
【関係者コメント】(ウイン公式サイトより)
「スタートはこの馬としては出た方だと思います。ただ、今日はグランプリスターが追っ付けてハナを主張したわりには、さほどペースが上がりませんでしたからね。まだ他力本願的なところがあるので、末脚は堅実に伸ばしては来ているんですが、勝ち負けに加わるまでにはいたりませんでした」(福永騎手)