今週の出走馬（４頭）。

●ウインディグニティ　土曜東京10Ｒ　湘南Ｓ（1600万下・混・芝1600ｍ） 横山典　05/31帰厩
▼短期放牧明け。前走は坂のない京都の1400ということで、この馬には追い込みづらい舞台。それでもアグネスラズベリに１秒負けてませんから、３戦して３着（３人気）・１着（７人気）・１着（４人気）という府中に変わるここは大きなチャンスでしょう。準オープンだけに骨っぽい相手も多そうですが、敢えてマヤノグレイシーとの一騎打ち、というぐらいの意気込みで応援したいところです。
＜期待度･･･◎＞

●ロードウイング　土曜中京８Ｒ　500万下（混・芝2500ｍ） 松田　前走12着
▼中４週。ここしばらくダートばかり使ってきましたが、今回は２歳戦以来の芝。スピード不足を補えるという理由でダートの長丁場を使ってきた馬だけに（関係者がそう明言したわけではありませんが、結果論的に言って）、芝替わりがプラスになるとはあまり思えません。ただ、今回は出走15頭中前走ダート戦の馬が９頭を占め、芝での勝鞍がある馬が５頭だけという構成だけに、適性を云々するほど立派なメンバーとも言えず。展開次第でやるたびに着順が大きく変わりそうな印象で、上手くダイスが転がってくれれば･･････という気持ちです。
＜期待度･･･注＞

●ウインブラッド　日曜東京５Ｒ　３歳500万下（混・ダ1600ｍ） 中舘　前走１着
▼３戦目、中２週。前走は出負けを取り戻そうと気合をつけたら止まらなくなって、ここは種付け場じゃないぞと突っ込みたくなるほどの勢いで先行馬に乗っかかっていく始末。なんとか外に出したものの、これまたお前は武蔵野Ｓのクロフネかと突っ込みたくなるほどのペースで早々に先頭に並びかけてしまい、あとは逆噴射を待つのみ･･････と思ったらそのまま押し切ってしまうという、かなり頭の悪いレースをしてくれました。それでも馬体へのダメージは無しということで、先週の1300ｍ戦に向かったんですが敢え無く除外。渋々300ｍの距離延長となるここへ矛先を転じました。前走がそんなレース振りだっただけに折り合いに不安が残るところではありますが、変な癖がついてしまっていない限り、そうそう二の轍は踏むまいというのが、希望を含めた推測。「例の」蛯名からスタート上手の中舘に代わって無難にゲートをこなせば、なんとか常識に掛かったレースにはなるんじゃないかと思います。ただ、昇級戦でいきなり通用するかというのはまた別の話。素材的に楽しみな馬ではありますが、キャリアと完成度の差がどう出るか。
＜期待度･･･▲＞

●ウインカーディナル　日曜東京10Ｒ　伊勢佐木特別（1000万下・混・ダ2100ｍ） 四位　06/02帰厩
▼放牧明け。短期放牧の予定が放牧先で不安が出て少し復帰が伸びました。直線の長い長丁場向きということで、なんとかこのレースに間に合わせましたが、本来２日の入厩では10日ルールで間に合わないものを、前日夕方に検疫馬房に入れることでなんとか手続き上の帳尻を合わせるアクロバット。追い切りは正味２本で、叩き良化型の本馬としては不安の残る臨戦過程です。追い切りで栗東坂路51秒５という好タイムが出たことで予定通り出走に踏み切りましたが、その日はジョイフルハートの坂路レコード48秒０がマークされたことからも分かるように時計の出やすい馬場状態でした。また、脚質的に後方一手の馬で、ビッグサクセスぐらいしか先行馬が見当たらない構成もマイナス材料。相手なりに走りますし、強い関西馬相手に差のない競馬をしてきたことで、能力的には上位という判断もできますが、常識的にはここを叩いて降級戦をきっちり拾うというのが想定ルート。気を抜いて見ているといきなり凄い脚を使ったりするので、印的にはいつも▲を付けておきたい馬ではありますが･･････。
＜期待度･･･▲＞