馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

一口馬主にカゼイ・シロタ菌?

一口課税問題 - 須田鷹雄の日常・非日常
▼須田さんの当座の見解がアップ。今回の通達の問題点を(専門的な部分は省いても)クリティカルに把握できている一口馬主たちの、おそらく最大公約数的な意見をまとめればこんな感じ(要旨)かと。「酷税庁氏ね」とか「選挙で小泉に入れたやつらのせいだ責任取れ」とか、笑える(笑うしかない)脱線意見も散見されましたが(どこで?)、まぁどう考えてもボトルネックは、「一口馬主」という実体のない身分を、匿名組合契約に基づいた愛馬会法人へのファンドという張りぼてででっちあげてきた、JRA以下の競馬業界内にありそうです(まぁそれに乗っかっておいて言える立場でもありませんが)。というわけで、ドメスティックかつドラスティックな制度改革なしには、どうやらこの事態は乗り切れそうもありません。が、この窮地は逆説的に、中央登録馬の1割をゆうに超える数を占める競走馬を提供している、所謂「一口馬主」という曖昧な存在の、大きな地歩固めにつながる可能性があります。ただ、そうならなかった場合、現制度保持のまま通達に従うだけという最悪のケースはもちろん、ファンド法内やクラブ規約レベルでの小手先の手管で課税ダメージを最小限に食い止めようとする程度の誤魔化しで終わるようなら、最早いろんな意味で未来はないという気がします。JRAと両吉田クラブ代表(二アリーイコール業界代表)はじめクラブ関係者との折衝が上手く行くこと、須田氏いわく「一部の」「声の大きい」個人馬主さんたちにはなんとか業界全体のことを考えご自重いただくこと、そのいずれをも心より願います。