”イ〜オ”編
●イクスキューズ(Excuse)『申し訳ありません』
▼なんで謝ってんスか岡田さん? 新馬戦を圧勝するような馬をクラブに出さなかったから? だとしたらいろんな意味でひどいネーミング。
●イカンセン(Ikansen)『如何せん。どうしようにも』
▼イクスキューズともども、後ろ向きな名前ですねぇ。
●イッキイチユウ(Ikki Ichiyu)『一喜一遊』
▼遊んじゃうのかよ! はしゃいでばっかか。
●イディナローク(Edinorog)『一角獣(ロシア語)』
▼昔うまいるっていうゲームの馬につけた名前だ、懐かしい。一口出資馬にも応募した記憶があるんですけど採用されませんでした。キリル文字だと(多分)единорогとなります。ていうか、ロシア語なのにアルファベットで通るのか・・・・・・。
●イフウドウドウ(Ifudodo)『威風堂々』
▼協和牧場生産、林順子氏所有。去年紹介した旧キョウワ・アサカ冠名の馬シリーズ。一風変わったネーミングセンスをお持ちの方だけに、今年も注目。・・・・・・ていうか、実は今も名前は浅川氏が決めてたりして。「ブオウ」とかあのへんのセンスに通じるものを感じますし・・・・・・ま、そうだったら面白いというぐらいの話ですけど。
●イロハニホヘト(Aratama Halo)『色は匂えど』
▼前回紹介したアムスと同じ馬主さん(矢城辰之助氏)。以前は「シロヤマ」という冠名を使用されていたんですが、現3歳から方針転換。なんか最近珍名界への新規参入多いな。いや、ご本人が珍名と自覚されてるかはともかく。
●インディゴラヴ(Indigo Love)『藍と愛。今をときめく2人のように愛され、活躍してほしい』
▼深いなオイ。藍はまぁオッサンの大好きな宮里藍だとして、愛は誰? 福原愛? ターフ・スポートの所属馬というのがどうなんでしょう。会員が応募した名前ならよく採用したもんだと感心しますし、提供牧場が付けた名前ならいい度胸してんなと驚嘆します。まぁパッと見は普通ですからいいと思いますけど。
●ヴァイスハイト(Weisheit)『賢明、知恵』
●ヴァルプリス(Warpulis)『スラヴ神話に登場する風の神』
●ヴァンタリエル(Vent Arriere)『追い風(仏)』
●ヴィアラクテア(Via Lactea)『天の川、銀河(西)』
●ヴィヴァルディ(Vivardi)『作曲家名より』
●ヴィヴィッドカラー(Vivid Color)『生き生きと鮮やかな色』
●ヴィクトリー(Victry)『勝利』
●ヴィンテージライン(Vintage Line)『流行に敏感な人に向けて作られたファッション製品』
●ヴェリタス(Veritas)『真理・真実(ラテン語)』
●ヴェールギャラン(Vert Galant)『伊達男(仏)』
●ヴェロチスタ(Velocista)『「スピード競技の選手」の意。持ち前のスピードを武器に末長く活躍して欲しいとの願いを込めて(伊語)』
●ヴォールラウト(Wohllaut)『協和音、美しい響きの和音(音楽用語)』
▼全部社台系の生産馬で、馬主は上からキャロットF・社台RH・サンデーR・社台RH・吉田照哉・近藤英子・近藤英子・サンデーR・サンデーR・サンデーR・キャロットF・社台RH。なんか、その辺の人々のメンタリティが窺い知れる共通項だと思います。ビバカーリアンがちょっと懐かしくなりました。
●ウィルバーフォース(Wilberforce)『英国首相公邸に仕えた猫の名前』
▼15年、4代の首相に渡って仕えたらしいです。昔ウィリアム・ウィルバーフォースという有名な政治家がイギリスにいたらしいので、そこから取られた名前なんですかね。母名キトゥントリックスからの連想と思われます。
●ウイングショット(Wing Shot)『飛ぶ鳥を撃つこと、飛鳥射撃の名手』
▼母名ウイングドハート。舞い上がる心、今、撃ち落とせ(えー)。
●ウインドビュー(Wind View)『風+視点。風の様に駆け抜ける俊敏な馬になるように』
▼「風がね、ビューって! ビューって吹いたの!」という微笑ましい意味かと期待してたのに残念。
●ウォッカ(Vodka)『酒の一種』
▼父タニノギムレット。でもギムレットはジンベース。ちょっと残念。
●ウレシーダー(Ure Cedar)『嬉しいと母名との造語』
▼母シーダーアラジ。その発想はなかったわ。
●エアリアーナ(Air Rihanna)『冠名+バルバドス出身の歌手名より』
▼リアーナはこんな人。エミネム/シェイディ・クーリオ・シャキーラ・パフィーあたりに続くミュージシャンシリーズ。個人的にはエアの有名人シリーズはあまり好きではないんですが(まぁ冠名からしてエア・ジョーダンからだから仕方ないんですが)、これは語呂がいいのでちょっとアリかも。
●エイシンイチオシ(Eishin Ichioshi)『冠名+一押』
●エイシンイチズ(Eishin Ichizu)『冠名+一途』
●エイシンイチリン(Eishin Ichirin)『冠名+一輪』
●エイシンイッテン(Eishin Itten)『冠名+一天』
●エイシンイッパツ(Eishin Ippatsu)『冠名+一発』
●エイシンイップー(Eishin Ippu)『冠名+一風』
▼息子さんは「エーシン」とし、自らの冠名は譲らずの平井豊光氏。ただ、「エーシンとは被らないように」という方針のためか、かなりの決め打ちに出てきました。イチリンとイッテンはともかく、他はどうなんでしょう。
●エーシンエーエル(A Shin A L)『冠名+父名、母名の頭文字』
●エーシンエスヴィー(A Shin S V)『冠名+父名、母名の頭文字』
●エーシンエムシー(A Shin M C)『冠名+父名、母名の頭文字』
●エーシンジースーツ(A Shin G Suit)『冠名+父名イニシャル+衣服』
●エーシンティーエム(A Shin T M)『冠名+父名、母名の頭文字』
●エーシンエーエル(A Shin P C)『冠名+父名、母名の頭文字』
▼というわけで、息子さんの宏承氏のエースイン改めエーシン馬名の一部。・・・・・・やる気あるんでしょうか。あとジースーツが意味不明。
●エースキラー(Ace Killer)『エースを倒せ』
▼豊玉の南キター!(@スラムダンク)ていうか、フルネームの”南烈”でググッたら、2ちゃんのキャラ単独スレとか、南と読者がラブ♥ラブになる創作ショートストーリーとか出てきてびびった。そんなに人気あったのかコイツ。
●エクセシヴラヴ(Excessive Love)『溺愛』
▼ラヴ♥ラヴ(またか)
●エットウツバメ(Etto Tsubame)『冬を越すつばめ』
▼演歌の曲名みたい・・・・・・と思ったら、森昌子の歌で本当にあった。
●エノク(Enoch)『聖書に登場する初めて天使と会ったとされる人の名』
▼母カーリーエンジェルから。馬主の小田切氏のこの母系に対する思い入れからすれば、かなり真剣に考えて付けた名前なんだと思いますが、どうしてもカバラやらユダヤ陰謀説のアレやらが想起されてしまって・・・・・・。
●エプソムモルギフ(Epsom Morgif)『冠名+アニメ「今日からマ王」に登場する魔王の魔剣名』
▼アニメの公式サイトはこちら。どこへ行くエプソム愛馬会。
●エンプレスティアラ(Empress Tiara)『皇后の宝冠』
▼母ゴールドティアラからの連想。これは綺麗な名前です。や、別に何のひねりがあるわけでもないんですけど、やっぱり響きと意味と由来が普通に良いのが一番で、シンプルイズベストの典型例。
●オウドウヲユク(Odo o Yuku)『王道を行く』
▼これまた林順子氏で、父メイショウオウドウ。メイショウカイドウ産駒を持った暁には是非カイドウヲユクもよろしくです。
●オオアタリ(Oatari)『大当り』
▼今年のオダギラーの中では今のところ二番目のお気に入り。母名スバラシイキョウというのがまたイカス。