今週の出走馬（５＋２頭）。
●ロードアルティマ 土曜札幌９Ｒ 札幌日刊スポーツ賞（1600万下・混・芝1500ｍ） 藤田 前走３着
▼前走に予定していた新潟日報賞は、二度の抽選に両方外れ無念の除外（確率的には一桁％レベルの不運さ）。幸いその後の調整は至極順調で、札幌への輸送も無事クリア。あとは間隔が空いたことによる太目残りとアクシデントがなければ･･････という状態です。この馬の先行力を生かすには新潟よりむしろ札幌の方が、という気もしますし、頭数も落ち着きましたので、あとは相手関係だけでしょう。スズカフェニックスにダンスオブサロメ、あと久々でもメイショウオウテあたりが強敵でしょうか。ただ、どの馬にしてもこの1500ｍという距離への適性は微妙な戦績で来ており、そういう意味で1200〜1600ｍで安定した結果を残していることのアドバンテージはありそう。とにかく番組の選択肢が無い準オープンにとどまるのと、きっちり勝ち上がってキーンランドＣあたりを視野に入れるのでは今後のプランとして雲泥の差がありますから、このクラスで楽な競馬というのはありえないと知りつつ、ここは結果にこだわりたいところです。
＜期待度･･･◎＞
●ロードフュージョン 土曜小倉９Ｒ 500万下（ダ1000ｍ） 熊沢 前走４着
▼中２週。脚元に爆弾を抱えているだけに中間の調整も控えめにならざるをえず。先週の追い切りは抜群の気配だったようですが、今週の最終追いはそろっと回ってきただけという程度のもの。久々を叩いた後だけに中身は出来ているはずですが、今回は減量特典ありの所属ジョッキーではなく熊出没注意ということもあり、なんだか２走ボケの典型的パターンという予感がする悪寒。不思議なほど強気になれません。
＜期待度･･･注＞
●グランドミッション 日曜札幌５Ｒ ３歳未勝利（混・芝1200ｍ） 四位 07/14帰厩
▼タイムオーバー明け。デビュー戦となった前走は、あからさまな急仕上げだったとはいえ止まりすぎ。ファンタストのぬるい調整が最大の敗因だとは思いますが、馬自身の気性面にも少々問題がありそう。その意味で今回距離が1200ｍになるのは歓迎材料。帰厩後は時計になるところをかなりの数乗っており、息は保ちそう、というか保ってもらわないと困る調整過程。あとは芝がどう出るかですが、いかに適性がなかったとしても、この時期の未勝利戦で見せ場もないようでは能力を疑わざるをえなくなるだけに、勝ち負けとは言わないまでもなんとか格好を付けてもらいたいところです。
＜期待度･･･△＞
●ブルーメンブラット 日曜札幌９Ｒ クイーンＳ（Ｇ３・牝・混・芝1800ｍ） 川島 08/02帰厩
・ブラット 僚馬３馬身ぶっちぎり - デイリースポーツonline
・ブルーメン伸びた１０馬身追走 ３馬身先着… - スポーツ報知
・【クイーンＳ】札幌を知る男、川島騎手がブルーメンを導く！ - SANSPO.COM
▼他にも水上学さんのブログでもちらっと言及があったりして、ああ、やっぱり重賞で人気を背負うようなシチュエーションは違うんだなぁと痛感することしきり。期待感たっぷりの川島騎手や、やけに強気な安藤師のようには全く楽観できない、というのが正直な個人的感想なんですが、不安点を事細かに挙げていっても仕方ないので、ここはお祭り気分で強気攻め気味に応援してみたいと思います･･････と、牝馬限定戦ならではの表現を使用してみた（ダメ？）。ちなみに馬券はアズマサンダースから行こうかと（ダメ？）。などという戯言はともかく、ここで賞金加算できるようなら、一気に秋の大輪が現実味を帯びてくるだけに、ドキドキしながら観戦します。これまで不運続きだったこの馬にも、そろそろなにかいいことがあっていい頃ではないでしょうか、と祈りながら･･････。
＜期待度･･･☆＞
●レディティアラ 日曜札幌10Ｒ 富良野特別（500万下・混・芝2600ｍ） 五十嵐冬 前走８着
▼中１週。んー、前々走の中京2500ｍ戦で全くいいところがなかった時点で、距離の壁を痛感したはずだったんですが･･････牝馬限定の1800ｍに出られないと分かってこちらへ回ることに。確かに１回札幌の２〜４週目には、500万下の牝馬限定芝中距離戦というのはもう組まれていないので、じゃあ今週使える番組に使っておこうという気持ちは分からなくもないんですが。一度叩いた上積みはあると思いますが、この距離でクラス実績のある牡馬相手にというのはかなり厳しい感じ。ここはそろっと回ってきて中２週か３週空けての芝の中距離戦で勝負･･････と言いたいんですが、鞍上選択がやけにやる気溢れる感じでそうもいかなさそう。とにかく見守るのみです。
＜期待度･･･注＞
●オフィサー 月曜盛岡 クラスターＣ（交流Ｇ３・ダ1200ｍ） 福永 08/03帰厩
・06クラスターカップスペシャルサイト
▼北陸Ｓとの両睨みでしたが、森師が自厩舎寡占状態という状況を生かし、出走優先順上位だったノボトゥルーとシャドウスケイプを回避させて交流重賞のこちらへ。出走予定馬はこちらで、中央勢はアグネスジェダイ・キーンランドスワン・ディバインシルバー・トウショウギアという面子。行かないと味がないディバインとトウショウギアが飛ばす後ろをジェダイが大名マーク、スワンとウチのオフィサーが後方から行って、さぁあとはどこまで差し込めるかペース次第、というレースになりそうです。森厩舎にとってはどちらに転んでも問題ないという万全の構えのようで、独禁法に引っかかるんじゃないかというやり口。地方馬では地元馬オリエントボスと船橋のコアレスデジタルが気になる感じでその辺までが圏内でしょうが、ジェダイ以外は展開次第でどうにでも着順が変わりそうな雰囲気。距離はもう１ハロン欲しいものの、地方にしては長い直線と得意の左回りということで条件は概ね整っており、あとはペースが差し馬向きになることを祈るのみ。レース名のクラスター（Cluster）はここでは「星団」の意とのこと。数多のキラ星のひとつで終わるか、それともその中でひときわ大きく輝いて見せられるか、さて乞うご期待、といったところです。
＜期待度･･･☆＞
●ウインカスケード 木曜旭川 アリオト特別（中央未勝利・ダ1000ｍ） 五十嵐冬 前走６着
▼約１ヶ月ぶり。当初は札幌開幕週の予定も、交流戦枠に入ったためそちらへ。いくらかでも相手関係が楽になるのは歓迎ですが、他の中央勢がどんな面子かが気がかり。この距離なら相手次第では一気に押し切っても･･････というスピードはある馬なんですが、近走がどうもピリッとしないだけに、なかなか自信を持って応援とはいかないところ。そろそろ後がなくなってくる時期だけに、正直危機感は募ります。ジョッキーにビッシリ追ってもらって、最後まで脚を止めてはいけないということに気づいてくれるといいんですが。
＜期待度･･･△＞
