馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

久々にレース回顧。

http://keiba.radionikkei.jp/news/20060812K20.html
http://keiba.radionikkei.jp/news/20060812K21.html
▼ラジオNIKKEIのコメントは、

1着 ロードアルティマ 藤田伸二騎手
「まだ遊びがありますね。直線も2回手前を替えています。でも、馬が来ればまた伸びる感じで、この馬は素質馬ですからね」

で、ロードの公式でのコメントは、

●藤田騎手 「スピードの違いもありますが、他に行く馬もいませんでしたので積極的にレースを運びました。開幕週で、馬場も絶好でしたからね。今日は完勝と言える内容でしたが、元々素質の高かった馬。身体もだいぶしっかりしてきましたが、まだまだ成長の余地は大きく残していますよ。勿論、クラスが上がっても期待できると思います」

というもの。まだ遊びや伸びしろがあると言われてもピンとこないものはありますが、6歳にしてやっと10戦目という異様な状況だけにそういうこともあるのかなと納得するしかないところ。勝ちタイムは同日最終レースの500万下平場より0.2秒速いだけで、レコード続出の馬場を考えると非常に遅いもの。道中12秒台のハロンが2回もあることから見ても、展開的にものすごく恵まれたのは確かです。ただ、それでも勝ちは勝ち。むしろ、目一杯ではない反動の少ないレースができたと喜ぶべきなのでしょう。これで芝は(5.1.2.0)と依然4着以下なし。オープンでもしばらくは芝路線と思われ、そうするとマイルは微妙に長い印象だけにスプリント路線が濃厚。レース後問題がなければ中1週でキーンランドC、そこで結果を出せればスプリンターズSへ、ということになりそうです。常に脚元への不安はつきまとう馬ですが、スプリント路線は(毎年のことながら)混戦模様。なんとか大きな舞台へ駒を進めてもらいたいものです。




http://keiba.radionikkei.jp/news/20060813K24.html
http://keiba.radionikkei.jp/news/20060813K25.html
デアリングハートはなんとこれが2勝目。しかしとてもそんなことは感じさせない、自分から動いて押し切る強いレースでした。函館リーディングの藤田騎手も、この札幌開幕週で土日メイン制覇と相変わらず絶好調。なお、出資馬ブルーメンブラットは6着でした。速いペースを自分から動いていった上位3頭とは実力差もあった感じですし、厳しい流れで急仕上げも堪えたでしょう。それでも、外枠が祟って最初のコーナーでかなり位置取りを悪くしただけに、勝馬から0.8秒差に踏みとどまったことをむしろ評価すべきではないかと思います。一度叩いての世代限定戦ということであれば、もう少しやれるはず。巻き返しに期待します。