”カ〜コ”編
●カーリングムスメ(Curling Musume)『青森産ということで、オリンピックのカーリング5人娘より』
▼母名がなんと”ダーリングムスメ”で、しかも母や馬主は違えどあのウォーニングムスメと同じ諏訪牧場の生産馬。青森産ということも含め、これぐらいの脈絡をもって付けてくれるなら、便乗馬名でも好感が持てます。逆に、例えば単に自分がゴルフ好きというだけで持ち馬にアイとかサクラとか付けちゃうのはどうも・・・・・・。
●ガオウ(Ga O)『雅王。走りだしたら牙をむく牙王に変身。顔つきから連想』
▼言葉の意味はよくわからんが、とにかく凄い名前だ。特にアルファベット表記がクール。ていうか雅→牙ってどんなデレツン顔? もうデビュー済みなので、復帰戦の時はパドックチェックしよう。
●カキノタネ(Kakino Tane)『柿の種子』
▼脱力でコメントする気にもならないので、とりあえずwiki先生へのリンク置いときますね。
●カタマチボタン(Katamachi Botan)『地名(金沢市片町)+牡丹』
▼馬主さんはこんな人で、預託調教師は加藤征・角居・小笠といかにもインテリジェンス溢れるチョイス。これまでに付けた馬名もノットユアビジネス(意味:余計なお世話)やバリュアットリスク(意味:想定最大損失額)といった本業絡み(?)のものや、ステラディクオーレ(意味:ハート型の星、流星の形から)のようなお洒落系だったのが、いきなり和風でしかも艶っぽい(注:片町は北陸有数の繁華街)雰囲気の名前というのはどういう風の吹き回しでしょうか。もしかしたら共有馬主なのかも。
●ガトリン(Gatlin)『人名』
▼ガトリン8年間出場停止、永久免れる - nikkansports.com
●ギガンティア(Gigantea)『世界最大の睡蓮』
▼どんな睡蓮かというとこんな感じだそうで。美しい・・・・・・。通常ギガンティアといえばブルーのものを指すようですが、白いものもあるとか。となると、鞍上は是非佐藤聖也騎手にお願いしたいものです(関連1/関連2)。
●ギブソンガール(Gibson Girl)『米国の美人の代名詞。ギブソン氏の描くイラストから』
▼ギブソンガールの解説はこちらを参照。うーん、これは萌えないなぁ(それしか判断基準がないのか)。ただ、ブライアンズタイム×マジックキスという血統なので、これぐらいゴッテリした美人の方が確かにイメージかも。
●キボオノオカ(Kibono Oka)『希望の丘』
▼ちょっとホノオノオンナを思い出した。こんな古い馬の名前がスッと出てくる時点で、もう年だわ。
●キラメクネオン(Kirameku Neon)『きらめくネオン』
▼母キャバレーで、当然馬主は小田切有一氏。ナイター競馬出走時に注目。
●ギンギラギン(Gingiragin)『きらきらと光るさまの強調』
▼母モットヒカリヲで、当然馬主は小(ry
●キャットニップ(Gatnip)『イヌハッカ。ハーブの一種』
▼父タバスコキャットからの連想でしょうか、キャットなのにイヌハッカとはこれいかに、と思ったらこういう解説が。なるほど、和名の接頭語”イヌ”は”モドキ”に近い意味合いを付与するものなんですね。じゃあイヌノフグリも? と思ったらこっちは文字通りの由来だそうで。日本語ムツカシイネ。
●キングオブハイシー(King of High C)『テノールにとって至難とされる高いハ音を出すことができるオペラ歌手』
▼ハイシーと言われるとこっちしか思い浮かばないんですが、ハイ・シーですか。しかし、なんか馬名云々というよりトリビアみたいになってきてますが。
●クニサキシズコ(Kunisaki Shizuko)『人名より+静かな子』
●クニサキローズ(Kunisaki Rose)『冠名(人名より)+薔薇』
▼いやっほーぅ! 国崎最高ー!(ごめんなさいごめんなさい)
●グランツーリズモ(Gran Turismo)『大旅行(伊)』
▼グランツーリ”ス”モじゃないのはゲーム商標との兼ね合いでしょうか。”ズ”って濁っちゃうとダサいなぁ。でもこれが通るんならリッジレ”イ”サーもロマンシングサ”ー”ガもファンタ”ジ”ースターもアリってことになるのかな。まぁ大抵二番煎じはコケるものですけど。
<追記>
イタリア語だと、有声音が後に続く単独sは"zu"と発音するようです。よって馬名の方が読み方としては正確。いやお恥ずかしい。これも一種のゲーム脳でしょうか(違)。
●グランプリカメ(Grand Prix Kame)『冠名+カメ。ウサギに勝ったカメのように最後まで諦めないでほしい』
▼よっぽど泥臭い血統かと思ったら、アグネスタキオン×ジェイズジュエリー。どっちかっていうとウサギ側では?
●クリールパトラー(Courir Patra)『走る(仏)+クラオパトラより(原文ママ)』
▼いや、さすがにこのレベルのおかしさはツッコめよ馬名審査の中の人も。
●ケアレスウィスパー(Careless Whisper)『不用意な囁き』
▼「あっオシムって言っちゃったな」
●ケイアース(K Earth)『大地を蹴る(kick the earth)からの造語』
●ココチャンス(Koko Chance)『ここからチャンス』
▼略し方が無理からすぎます(><)
●コイサン(Koisan)『かわいい女の子(大阪弁)』
▼祖母名La Dolce(英語だとThe Sweet)からの連想でしょうか。母ドルスクDolskも同じ意味かも(ポーランド語?)。兄にアドマイヤタッチやミレニアムバイオがいる血統で、そういうPOG的な意味でも普通に注目ですが、とにかく名前のインパクトが凄い。いや、別に普通の珍名系馬主さんが付けたならなんてことはないんですが、この馬の場合なにが驚きかって、馬主がサンデーレーシングというところ。サンデーはじまったな。
●コパノアグリグロ(Copano Aguriguro)『冠名+名馬 阿久利黒より』
▼『吾妻鏡』に出てくる名馬だそうです。へー。
●コパノスケ(Copanosuke)『馬主愛称』
▼誰が呼んでるんだ。ケイコアデージョか。
●ゴールデンバウアー(Golden Bauer)『母名の一部+スケートの技名より』
●ゴルデンイナバウア(Golden Ina Bauer)『冠名+アイススケートの技名』
▼この被り方は、「イナバウアー」を登録商標出願したアサヒビール並みに恥ずかしいような。
●コンプライアンス(Compliance)『承諾』
▼母コンフィデンス。ということで、今年のコン一族新規加入者はこちら。よく続くものです(褒め言葉として)。