馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

今週の出走馬(5頭)。

●ロードスピリット 土曜札幌1R 2歳未勝利(ダ1000m) 藤岡 前走3着
▼中1週。デビュー戦だった前走は4頭立てという特殊な状況ながら、先行争いを制する脚力を見せてくれました。パドックでも言われていましたがまだまだ太め残りで、調教師もレース後「改めて振り返っても、あの腹回りで良く走ったなぁ・・・と言う感じ」と述べたほど。その状態では最後の失速もむべなるかな。一度使って幾分でも絞れていれば、出走頭数が3倍になるとはいえ、前進も可能でしょう。良化具合次第という面は強いものの、条件が向けば上位争いまで。
<期待度・・・▲>



●ビクスバイト 土曜札幌6R 3歳未勝利(芝1800m) 梶 09/15帰厩
▼短期放牧明け。骨折でデビューが遅れ、3歳夏のデビュー。そこからダート1700を3戦し7・6・7着と、一息の着順が続いています。脚元への負担を考慮してのこととはいえ、父アドマイヤベガで母父Theatricalという血統は完全に芝向きのそれ。ここにきてようやく芝を使ってきましたが、仮に適性があったとしても実戦ぶっつけでどこまでそれを発揮できるか。個人的には一変あってもおかしくないと信じてはいますが、なにせ牡牝混合戦で、しかも時期が時期だけに前走2・3着馬が6頭いる構成。幸いここを使ってもまだ4戦、福島のスーパー未勝利戦への試走としてメドが立つ内容なら・・・・・・というのが率直な予想です。
<期待度・・・注>




●ウインボールド 土曜札幌11R 札幌2歳S(2歳G3・混・芝1800m) 本田 前走10着
▼中2週。新馬戦は渋太い走りでセントラルカフェを僅かに抑え緒戦勝ち。その後一息入れてコスモス賞に使いましたが、そこでは自分から走る気を見せず完敗。日頃のテンションは高い割にレースや調教では生ズルい面があるという難しい馬で、どうもアテにはしづらいというのが陣営の評価。この中間は4本の追い切り、うち3本は併せ馬と密度の濃い調教を消化。使った分の上積みと合わせてレース振りに進境が見られることを期待しますが、調教をつけている武英智騎手の評価はまだ渋め。果たして重賞でどこまでやれるかというところですが、能力は高いものを秘めているはずですし、ベテラン本田騎手の手綱捌きに巻き返しの望みを託したいと思います。
<期待度・・・注>




●メテオグローリー 土曜札幌12R 道新スポーツ賞(1000万下・混・ダ1700m) 北村宏 前走1着
▼連闘。休養明けの前走、ただでさえ大きい馬がプラス20キロで出てきた時は頭を抱えた出資者も多かったはずですが、結果は力の差を見せ付けて押し切り。相変わらずレース振りは少々重苦しいものがありましたが、その分スケール感は感じる走りだったように思います。素質馬がようやく軌道に乗ってきたという印象で、あとはこのまま順調に行ってくれればという矢先の連闘策。休養明けかつ大幅体重増の状態で激走した直後だけに不安は大きいです。今後に悪い影響がないことを祈ります。
<期待度・・・△>




●レディティアラ 日曜札幌9R 500万下(芝1800m) 松田 前走3着
▼中1週。久々に条件が噛み合った前走は、1年ぶりの複勝圏内に。去年の札幌滞在でも結果を残しており、滞在競馬と洋芝が合うようです。牝馬限定戦だった前走とは違い今回は牡馬も相手になりますが、半数以上の8頭が牝馬で、一番の強敵もどうやら前走ハナ差で2着を争ったギーニョという構成。なんとか悲願の中央1勝を・・・・・・。
<期待度・・・☆>