馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

ラフィアン1歳出資馬近況メモ。

●ゲイリーアジェンダ'05(父ジェイドロバリー中村均厩舎予定)

ゲイリーアジェンダの05は、真歌トレーニングパークに滞在中。一通りの馴致を終え、坂路でのキャンターを開始しました。扶助に対して反抗する面があり、足を使って前へ促したり、肩にステッキを入れたりすると尻っぱねをして不満をあらわにします。馬体重は470キロ(この1ヶ月でプラス14キロ)。計測後、さらに肉が付いている印象です。

▼天高く、馬肥ゆる秋。短距離ダート志向の血統と馬体ですし、気性の悪さも致命的とまでは言えないでしょうけど、あまり素直でないのは困りもの。




●ハートアンドアロー'05(父ティンバーカントリー清水美波厩舎予定)

ハートアンドアローの05は、ビッグレッドファーム明和に滞在中。砂のぼりが癒え、9月中旬から馴致を開始し、馬装、調馬索、背慣らし等の課題を次々にクリアしました。古馬に見間違えてしまうほど堂々としています。坂路入り初日は、いきなり自らハミを取って後続を引っ張っていました。馬体重は500キロちょうど。

▼気性面と体質面での心配は少ない馬だろうと想像していましたが、今のところは印象を裏切らない成長具合。馬体重がこれ以上大幅に増えると気になりますが、2月生まれですし大丈夫だろうと希望的観測。




フレーミングラブ'05(父ニューイングランド小西一男厩舎予定)

フレーミングラブの05は、ビッグレッドファーム明和に滞在中。昼夜放牧されています。深くえぐれなかったため、短期間で蹄球の外傷が乾燥しました。いますぐに馴致を開始しても特に差し支えはないでしょう。他馬の後ろに隠れるほど小さかった身体がずいぶん大きくなりました。どれほど増えているのか、早く育成厩舎に設置してある体重計に乗せてみたいもの。

▼運動神経が良さそうな反面、小粒感は否めないなぁと思っていたんですが、順調に成長しているようでそれはなにより。気にしていた厩舎は小西厩舎に。関西人なのであまり印象がないんですが、とりあえず主戦は田辺騎手でしょうか。





●レディソヴリン'05(父シンボリクリスエス中村均厩舎予定)

レディソヴリンの05は、ビッグレッドファーム明和に滞在中。馴致を開始してからやや興奮しているものの、こちらに歯向かうことはなく、スタッフが騎乗できるまで時間はかかりませんでした。馬装を開始してから11日後には屋根付き坂路へ。いまは戸惑いが見られ、催促されるままに走っています。馬体重は453キロでした。

▼まだ若い感じです。5月末生まれですから、これからの成長に期待。父や兄ウインイージスの馬格から類推すれば、この馬も最終的には500キロ前後まで大きくなるのではないでしょうか。シンボリクリスエスの産駒は、スケール感がある割にバランスも取れている見栄えのいい仔が多い印象。2歳戦からというタイプではないかもしれませんが、次代のサイアーランキングの台風の目になりうる種牡馬ではないかと期待しています。今のところ出資済み産駒はこの1頭のみですが、この世代で最低でもあと1頭、多ければあと3頭産駒を追加出資する予定があります。もうサンデー系を敢えて意識して追っかけるのはいいかな、と。一口に限らず色んな意味で。