馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

出島で終わるか黒船なのか

大井競馬が外国馬導入へ - Sponichi Annex
<関連>
「大井に外国馬導入」の件について書いてみようかと思ったが、 : 馬系の話か日記か雑記か否か Season3
規制緩和→参入→影響力増加→規制緩和→事業拡大→影(ryというインフレスパイラルの気配。でもまぁいいんじゃないの、と簡単に言ってみたり。だってこれでもまだまだ、外から見て日本競馬ほど攻めるに難く守るに易い戦場はないでしょう。堤防にはもうとっくにヒビが入ってるわけですし、本当に生産者がドメスティックな馬産をプライドを賭けて守りたいと思ってるのであれば、むしろ水際作戦なんてセコいこと考えるなよ、と。外敵の進入にナショナリズムを燃え上がらせて、「夷狄討つべし」ぐらいの気合で臨めば、当分は革離の手を借りるまでもなく撃退できて当然。それで耐え切れないような生産者はとっとと淘汰されてしまえ!
 と、意図的にラディカルな物言いをしてみたのは、以前このエントリでもちょっと触れたんですが、日本の馬産者の節操の無さにちょっと失望している部分があるからです。国内産業の振興と保護がナントカといった話を別にすれば、果たして守るに値するほどの志のある馬産家がどれだけいるのか疑問を抱かざるをえません。「国内の軽種馬生産規模の縮退は日本競馬全体に悪影響を与える」という考え方は個人的にはナンセンスだと思っていることもあり、今回の規制緩和は主催者とファンからすればむしろ歓迎すべき事態で、それ以上何か言うべきことはあるんですか、というのが素直な感想。

国内の競走馬の生産者は「安易な導入は、ディープインパクトのような国産スターホースの誕生を阻害する」と門戸開放に反発している。

 こんなアホなことを平気で(あるいはポーズを取って見せるための苦し紛れの口実だったとしても)のたまっちゃうのが、また失望感を深くする感じ。


<追記>
生産者185人が大井に抗議…現役外国馬導入問題 : サンスポ.COM - 昨日の風はどんなのだっけ?
▼あ、もう抗議集会したのか。しかもなんとも恫喝的かつ非効果的っぽいカード切ってきたなぁ。おりたさんは“戦い方が下手”という表現をされてますが、もうダイレクトにア○そのものと言い切っちゃったほうが早い気がしてきました、悲しいことに。発言もアホで行動もアホなら、もうその主体のア○さ加減を擁護する術はないよね、という。「生活掛かってるんだから仕方ない」という次元の話をしだすと、全体を見誤りそうですし・・・・・・。