馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

今日、自分の理想の女性(注:見た目だけのイメージ)を見ました。

▼身長は中背か女性の平均より少し高め、飾り気のないパンツルックでシルエットはほっそり。髪はショート、その色は輝くのではなく沈み込むような黒。繊細そうでしかも棘のない細面にはシルバーのメタルフレームの眼鏡がそっと掛かり、その下に見え隠れする目鼻はあまり自己主張の強くないサイズと造形。瞳に宿る光はただ穏やかな知性と控えめな好奇心だけを湛え、その奥底にはしなやかな意志の力の存在を想像させるものの、軽く両端を上げる弧を描いた小さな口元が全体の雰囲気を重ねて柔らげている。頬はあくまで白皙、「白磁のような」と称えるには多少ナチュラルすぎる質感ながら、その化粧気のなさが、作られた透明感と引き換えに色味にそぐわぬほどの健全さを見る者に印象付ける。同じ色のほっそりとした手が、孤高すぎずかといって阿ってもいない、無名ではないが膾炙してもいない或る書き手が物した誠実な書物論のハードカバーを、大事そうに薄い胸に掻き抱いている。そのひっそりとしてたおやかな立ち姿が、もう・・・・・・もう!


▼なんとも、しばらくフラッシュバックに悩まされそうなほど神々しい(主観)御姿でした。


▼なにか悪いものを食べたかもしれません。


▼表現に多少の脚色があります。


▼オチはありません。