馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

R-1ぐらんぷり2008

▼この大会、初めてまともに観たんですが(録画で)、全体的な感想を率直に言うと、その・・・・・・びっくりするぐらい面白くないですね。そりゃこの時間帯にしかできんわな、と。どの人もピンネタはほぼ初見という状況だったので、一種のお約束みたいなのがあったのならそれは全然拾えてないと思いますが、それにしても観ててしんどかった。
 以下、個人的な雑感と10点満点での評価。

  • COWCOW山田よし・・・5点
    • まず『北の国から』観てないんで・・・・・・。メロン押しは多少笑えた、ぐらい。
  • 世界のナベアツ・・・4点
    • ワンミニッツショーならともかく、3の倍数ネタのバリエーションだけで押し切れる尺じゃないでしょう。最後の方は見てて多少辛いところがありました。
  • 中山功太・・・7点
    • 「海干からびるほど離婚したい」とか「大豆の丸みに心打たれて生きろ」とか、結構面白いフレーズがありました。小手先感はあっても、クレバーなネタ作りは好み。ただ、ネタの合間の小さなイジり、そのマイナスイメージ(小賢しさ)だけが出ちゃってる印象がしたので、そこが残念。締めも含めて、全体的にネタは面白くても落とし方・まとめ方が微妙だったかなぁと。
  • なだぎ武・・・6点
    • 笑えないクドさ。ファミコンの2コンマイクとか特有のバグ・カセットネタとか、あと虎舞竜とか、いちいちチープすぎる。もちろんコメディアンとしての実力は抜けてるんでしょうし、安定感はありましたけど・・・・・・期待が大きすぎたのか、それとも好みの問題かなぁ。でも、前年優勝者ならハンデなり別定重量なりで2〜3キロ背負うのは当たり前だと思うんですが。
  • 鳥居みゆき・・・2点
    • 笑えない痛さ。例えばキャラが地味でネタが奇矯ならシュールさが引き立つでしょうけど、キャラと枕とブリッジが奇矯でネタはそうでもない(多少風変わりぐらい)って、誰が得するんだろう。これで「ネタ作りは正統派で滑舌も最高」とかだったら落差で笑えそうだし、両方奇矯に徹すればテレビには出られなくてもカルト的人気は出るかもしれないですけど・・・・・・中途半端。
  • あべこうじ・・・3点
    • 笑えないしゃべり。達者ではあるけど、あまりにもメリハリがなくて、単に笑えないというより笑おうにも笑えない。聞いているうちに、「一体この人はなんのためにしゃべってるんだろう?」と素朴な疑問が湧いてきました。
  • 芋洗坂係長・・・9点
    • 出オチ的な面白さがあるキャラなのに、細かい動作・演技でそのキャラを演出していることがわかるから面白さと安心感が持続する。「ここまで覚えました」さすがベテラン、緩急の使い方をよく知ってる。「ジンギスカン」ホントにリーマンの余興だなぁ。「ボラれた」やられた! 面白いわー。え、なに、ダントツ優勝じゃないの?
  • 土肥ポン太・・・1点
    • ネタ自体がそれこそフリマで投売りするしかないレベルのチープさ。これがトリか・・・・・・。


▼というわけで、元・テンション、という贔屓目を抜きにしても、芋洗坂係長が断然面白かったです。皆さんは(というほど皆観てたんだろうか)いかがでしたか?