馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

ロードマジェスティが屈腱炎を発症、引退へ。

ロードマジェスティ | 競走馬データ - netkeiba.com
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http://keiba.radionikkei.jp/keiba/news/20050105K34.html
http://keiba.radionikkei.jp/keiba/news/20051203K27.html
http://keiba.radionikkei.jp/keiba/news/20060507K19.html
▼2歳からタフに走り続け、オープン特別を3勝。6歳になった今年になって障害に新天地を求めましたが、道半ばで無念の故障発生。とはいえ、全30戦、本当によく頑張ってくれました。見る目が(今よりもさらに)無く、体質の弱い馬や所謂<放置>に悩まされる中、<無事是名馬>という言葉の意味を初めて実感させてくれた、僕にとっては掛け値なしの名馬でした。
 最後の故障発生までの展開も含め、もう少しどうにかなったんじゃないかという気持ちが全く無いと言えば嘘になります。でも、個人的にはどちらかというと「よくこれだけ上手く行ったものだ」という思いの方が強いです。例えばビードマン騎手の豪腕に応えたゴールデンホイップTは、騎手運もありましたし、なにより良馬場の芝マイルで35秒台という異常に時計の掛かる馬場に助けられた印象。その後のオープン2勝、そして7着に頑張った阪急杯にしても、時計面に限界が見えていたこの馬がこれだけ上級クラスで頑張れたのは、運と、チャンスを掴むためのハードなローテ、そしてそれを支えたタフさの賜物だったのではないかなぁと。器用さがなく、ローカル競馬は向かない印象だっただけに、夏場を基本休養に充てた(7〜9月の出走は1戦のみ)判断も良かった気がします。飛越センスがあったのは間違いないだけに、万全の状態で障害を走ってもらいたかったというのが、唯一の心残り・・・・・・というぐらいで。
 あとは、幸せな余生を送ることができれば言うことはないんですが・・・・・・。これだけの功労馬ですし、厩舎・クラブともに万全を期してくれるものと信じています。