馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

先週の出走結果。/ブリージーデイズとグロッケンラインが勝ち上がり。

●ブリージーデイズ 土曜函館4R 3歳未勝利(ダ1700m) 丸田…1着!(3人気)
▼録画観戦。普通のスタートから馬なりで先行も、外から行きたい馬が来ると無理せず内に入れて我慢。勝負どころでは周囲の馬の手が動き出すのに対し持ったまま。4角でロスなく外に出し手応え良く直線に向くと、力強く伸びて前の馬を捉える。最後に併せたペガサスダンディーの抵抗を受けるも、どこまで行っても差し返しはされないという感じで余力残しの完勝。
 レース映像だけなのではっきりとは言えませんが、マイナス10キロでもまだ腹回りなんかには余裕があった印象。休み明けにしては仕上がっていたものの、まだ緩いところが残っていて完成途上という雰囲気でしょうか。それで結果を残したわけですから大したもの。この厩舎(小島茂)のことですから大事に使っていってくれるでしょうし、古馬になってからの飛躍に期待したいところです。
 この馬のためにグリーンに入ったと言っても過言ではないだけに、とにかく勝ち上がってくれて一安心でした。


●ロードバロック 土曜新潟11R 稲妻特別(1000万下・芝直1000m) 田中勝…9着(8人気)
▼録画観戦。初めての直千挑戦となりましたが、スタートは良くないし出足もない、ついでに一瞬の切れもないとなれば、勝ち負けに参加できないのも当然。最後は流していました。小回りの短距離戦で堅実な差し脚を活かすのが最善、ということがこれではっきりしましたので、そういう意味では意義のある一戦だったのかも。


●ウインベルセルク 日曜新潟10R 麒麟山特別(1000万下・ダ1800m) 吉田豊…3着(2人気)
▼録画観戦。好スタートからハナをうかがうぐらいの手応え。ここでハミを噛んでしまいそれを抑えて好位の内を追走。勝負どころでは早めに手が動くも、直線外に出してからはぐいぐい伸びて先に抜けだした勝ち馬を射程距離に。しかしそこから伸びきれず、最後には外から差されて3着まで。騎手はスタート後にハミを噛んでしまった分が終いの甘さにつながったという分析で、それはそれで残念ではありますが、しかし昇級戦で3着ですから結果としては上々の部類。結局中央で未勝利を勝てなかった馬ですからなおさらです。


●サマーアイ 日曜小倉2R 3歳未勝利(ダ1000m) 浜中…5着(2人気)
▼録画観戦。スタートから追っつけていくも行ききれず。4角でも早々に押していってなんとか先行集団に取り付いていくも、そこから伸びずバテず。最後はなんとかといった感じで掲示板確保。マイナス28キロと長距離輸送が堪えた感じで、能力を出しきれていない印象です。課題だった気性面に成長が見られたのは収穫でしたが、滞在でしっかり食わせ込む調整をするか、でなければ芝での変わり身に期待するしかないのでは、と。個人的には、権利を確保したここが芝に挑戦するギャンブルをかけるタイミングではないかと思います。


●グロッケンライン 日曜小倉3R 障害未勝利(芝2900m) 高田…1着!(3人気)
▼録画観戦。映像で見ていても、飛越の上手さは安定感抜群。そのため障害のたびに他の馬に比べて余力をためていっているような印象を受けました。そうした貯金が効いたのか、直線は他の馬とは違う勢いで抜け出し7馬身差の完勝。3戦目にして嬉しい障害初勝利を挙げました。平地ではスピード不足からダートが主戦場でしたが、障害での走りを見る限り、馬格もありませんしローカルの芝コースのほうがいいのかなと。阪神や中山の障害コースに対応できるかはわかりませんが、とにかく良い勝ちっぷりでした。
 しかしこれで、中尾秀正厩舎の馬は3頭出資して全馬3勝ずつ。相性というのはあるものですね。先生今後もよろしくお願いします。あとマイネルシトラスも、今のところの近況ではとても走る馬とは思えませんがなんとかお願いします。