馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

今週の出走馬(7頭)。

●ロードエアフォース 土曜函館1R 2歳未勝利(芝1200m) 藤岡佑 前走8着
▼中2週。デビュー戦は直線豪快に失速。まだまだ緩く、2歳戦からというタイプではないだけに、使っての変わり身もどこまで。距離短縮への対応力も不分明で、個人的にはここを使って休養し、秋以降の復帰シリーズで勝負、というロードオブザリング型のキャリアプラン皮算用しています。<注>


●ウインスペンサー 土曜新潟11R 新潟日報賞(1600万下・芝1600m) 梶 07/21帰厩
▼休養明け。転厩後はとにかく少し使って休養という繰り返し。集中力がないので逆に向くのでは、と思っていた障害も、球節の不安が出たとはいえ1戦で諦めた理由が不分明(メルサを読む限り、という話ですのでクラブの情報伝達の問題なのかもしれませんが)。能力はあるが気性面に課題、と分かっていながら手元でじっくりやってくれる気がないのであれば、この転厩はミスマッチだったと言わざるをえません。

↑転厩(2009/06/21)から今週末までの在厩状況。オレンジがトレセン、赤が出走、緑が放牧。

 ……という厩舎への不信感から、グリーンで新馬勝ちしたバラードソングに出資しそこねたわけです。残念。ただまぁ、その分馬券でそこそこ儲けさせてもらいましたので、そこは不問に付したいと思います(えー)。
 とにかく、腐っても準オープン馬、預かるからにはちゃんとやってほしい、でなければいっそ潔く手放してほしい、ただそれだけを望みます。<無印>


●サマーベニング 土曜小倉5R 3歳未勝利(ダ1700m) 川須 07/03帰厩
▼短期放牧明け。前走交流戦では惜しい2着。大外を引いてしまいましたのでスタートを決めてすんなり前で競馬できれば、という条件はつきますが、今の未勝利戦なら上位争いできても。中間発症した軽い疝痛の影響が気がかりですが、なんとか権利を取って次につなげてほしいもの。<△>


●ティルフィング 土曜小倉10R 高千穂特別(1000万下・芝2000m) 幸 07/22帰厩
▼休養明け。1000万下では完全に頭打ちだろうと思っていましたが、最近は着差的にそんなに負けておらず、展開さえ向けば馬券圏内に突っ込んでくることも。つかみどころのない馬でいまいち好走パターンが読めませんが、こすっからく立ちまわることができれば着ぐらいはあっても。<注>


●ロードアルファード 土曜小倉10R 高千穂特別(1000万下・芝2000m) 和田 前走3着
▼中2週。この1年で1000万下を9戦してすべて8着以内。高額馬であることを考えなければ素晴らしい孝行馬です。使い込んでいるので蓄積疲労こそあれ上積みは見込めませんが、今回も前々で運べれば大崩れはないのでは。<△>


●ドリームゼニス 日曜新潟10R 豊栄特別(1000万下・芝1600m) 村田 前走2着
▼中1週。前走は軽ハンデ馬に足元をすくわれましたが、このクラスでは力上位であることを証明。実績ある新潟に替わって前進を期待したいところですが、降級した4歳馬が大量にいる構成で、特にジャコスキーやマイネルエルフは準オープンでも安定勢力だっただけに、あまり強気なことは言えません。上位争いは期待していいと思いますが、勝ち切るまではどうでしょうか。中1週続きも気がかり。<△>


●カルナバリート 日曜新潟11R NST賞(OP・ダ1200m) 中舘 07/02帰厩
▼放牧明け。ダート1200mが9頭立てという願ってもない条件となりました。広いコース向きですがこの頭数なら捌きに苦労はしないでしょうし、ハンデ据え置き54キロも恵まれた印象。年齢的にパンチ力を求めるのは難しくなってきていますが、上手く運べば一発期待できるレースなのではないかと思います。なんとかもう一花咲かせてほしいもの。<▲>


▼6月以降の毎週の出走頭数が、3→3→2→3→3→4→4→5→5ときて今週が7頭。ようやく一息つけそうな感じですが、来週以降はまたあまり頭数が揃わなさそうな雰囲気。出資頭数から考えると週5頭平均ぐらいは欲しいところなんですが、故障馬が多く当面は難しそうです。


▼そんなわけで、数撃ちゃ当たる作戦もそろそろ限界を感じている今日この頃。というか、かなり前から「数年間の経験蓄積期間のあとは、頭数を減らしてその分1頭あたりの持分を増やそう」という目論見がありましたので、現1歳世代からは本格的にその目論見に従った出資計画を進めています。現時点では、

そして先日、

  • グリーン×1頭(2/200)

も投函しました。あとはキャロットで1〜2頭持って、他(ロード・ウイン・セゾン)は様子見しつつ気に入った馬がいれば、という感じで考えています。トータルで10頭を超えることは多分ないでしょう。
 これまで出資しないしない詐欺を繰り返してきましたが、今回は本当にしません、というかできません。予算がないので……。具体的に言うと、今年の出資予算の縛りとして、

  • 「2009年7月〜2010年6月の(賞金配当+精算金)-(会費+維持費+保険料)」額まで

要するに「この1年のランニングコストのプラス分のみで回す」、というのを設けているので、もう枠があんまり残っていません。あと40万円分ぐらいでしょうか。
 「え、そんなに浮いてたの!」と驚かれる向きもあるかもしれませんが、このプラス分には大きな元手、つまり現3歳以上出資馬の出資金がかかっていることを忘れてはいけません。要するに、「これまでの出資分を取り返すことを諦めている」だけのことなんです!(力説するような話でもない)
 できれば来年以降もこの縛りの中でやっていきたいところではあるんですが、現2歳馬の出足を鑑みるに、ちと難しいのではないかという気も。まぁ、それならそれで自分の見る目の問題なので、仕方ない話ではあるんですが。