馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

先週の出走結果と今週の出走馬(3頭)。

<先週の出走結果>

トランスワープが名前通り異次元の(言い過ぎ)末脚で重賞を連勝、見事サマー2000シリーズのチャンピオンに輝きました。

<馬主・(有)キャロットファーム(望月 章平氏)のコメント>
「なかなかレースに出せない時期もありましたが、牧場で立て直しサマーチャンピオンになれてうれしいです。早い時計の決着では分が悪いと思い心配していましたが馬が良く頑張ってくれました。」

<大野 拓弥騎手のコメント>
函館記念GIII)から連勝して、更にサマー2000シリーズにも優勝できてうれしいです。最後の直線コースで追い出してからの反応は抜群で、気持ちよかったです。ゴール前は勝ったと確信できました。とにかく馬に対してありがとうと言いたいです。馬はまだまだ頑張れると思うので、今後とも応援よろしくお願いいたします。」

<萩原 清調教師のコメント>
「レース運びについては、大野騎手は私よりトランスワープのことを知っているので、すべて任せていました。トランスワープは、人間で言うと苦労人タイプだと思うので、ご苦労様と言いたいです。秋に向けて、サマー2000シリーズのチャンピオンの名に恥じぬよう、今後とも頑張っていきたいと思います。」

http://jra.jp/news/201209/090204.html

本当に関係者のコメント通りで、時計勝負では分が悪いかと思っていた中、気持ちいいぐらいの末脚で、これまで苦労してきただけに感慨もひとしお、という達成でした。次は無事なら天皇賞・秋を目指すようですが、オフサイドトラップやカンパニーのような高齢での一発を狙って欲しいと思いつつ、セン馬、かつ重賞タイトルホルダーですから、とにかく無事に競走生活を全うしてくれればという気持ちも。
 一方で、マイネルレジェールは3歳未勝利戦を完敗。ついに勝ち上がりはなりませんでした。年明けデビューながら、休みなく走り続けて11戦。二度の掲示板があり、状態を整える時間的余裕さえあれば、という気持ちもあり残念ですが、体力面や成長度も含めて馬の実力。お疲れさまでした。


<今週の出走馬>

  • ブリージーデイズ 土曜中山7R 500万下(芝1200m) 三浦 08/16帰厩
  • ロードシュプリーム 土曜中山9R アスター賞(2歳500万下・芝1800m) 蛯名 前走2着
  • ドリームバスケット 日曜中山11R 京成杯オータムハンデ(G3・芝1600m) 柴田善 前走2着

▼先週の2頭とあわせて、5戦連続で関東馬の出走です。現役出資馬41頭中関東馬は14頭ですから、特段そちらに寄せているわけでもないんですが……。
 ブリージーデイズは札幌の馬房がなく、新潟も出られずでここへ。ロードハリアーと同じくあまりスプリント色を感じない馬なんですが、とにかく上がりが掛からないと難しいということなのかもしれません。展開の助けがあれば一発あっても。
 ロードシュプリームは新潟2歳Sを除外されてここへ。相手関係はともかく頭数的には恵まれましたので、結果ともども除外されて良かった、ということになればいいんですが。個人的には1ハロン長いと思いますが、まぁこの時期でこの頭数ですから展開次第かもしれません。
 ドリームバスケットは前走後予定通りここへ。ふと気になって近況を遡ってみると、なんと2011年9月29日にセグチRSから帰厩して以来、(多分)1年近くずっと在厩のまま使ってきていることに気づきました。その間コンスタントに8戦を消化し(3.1.2.2)で、今回も状態は良さそうですから、細工は流々、仕上げを御覧じろといったところでしょうか。とはいえローカル開催のオープン特別で一押し利かない状況ですから、現時点で重賞は家賃が高そうです。実績のある中山マイル、手の合う相談役起用と条件は揃っていますが、好走を見込めるとすれば、内枠確保と展開の助けも必要条件ではないかと。
 結論としては、今週の3頭はおしなべて展開次第ということで。


▼今週が終われば、また少なくとも月末まで競馬どころではない状況になります。せめてキャロットの応募だけは忘れないようにしたい所存。