馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

絶滅危惧種

ニッポニアニッポン | 競走馬データ - netkeiba.com
<関連>
オグリキャップ☆サポーターズクラブ
▼3頭しかいないオグリキャップの現役中央産駒、ニッポニアニッポン(牝3)が未勝利戦で3着に。競走馬のふるさと案内所のデータによると、2003年度の種付け頭数は1頭だけだったようで、その1頭が中央で勝ち負けが狙えるかもしれないところまで来たというのは素晴らしいですね。絶妙のネーミングによる言霊効果かも、とか言ってみたり。
 オグリキャップ産駒は、地方の現役馬を含めても現在全部で7頭。一番期待できそうな、地方(主に金沢)で11戦して(9.1.1.0)という成績を残しているアンドレアシェニエは、現在中央(美浦・本間厩舎)に出戻り中の模様。中央の500万下で苦労するぐらいなら、地方の上級クラスで走り続けた方がいいと思うのになぁ、もったいない。

猿は飛べなかった

http://keiba.radionikkei.jp/news/20070211K20.html
エイプス「分からない」4着/きさらぎ賞 - Sponichi Annex

 後続を馬なりのまま8馬身突き放した新馬戦の勝ちっぷりに周囲の期待は沸とう。馬名を日本語に置き換えると人気映画「海猿」となるため話題性も加わって、1勝馬が重賞勝ち馬を押しのけて単勝1・3倍という異常人気だった。新馬戦と同じ京都1800メートル戦で時計を0秒4詰めており、力を出しているのではないか。

新馬戦圧勝して、2戦目で重賞4着。先着された3頭は実績・素質においてそれぞれ十分な評価を得ていただけに、個人的には推測していた通りのパフォーマンスをきっちり見せてくれたという印象。いや、きっちり追えばもう少し時計は詰まるだろうと思ってましたし、サムライタイガースにああいう形で差されるとは意外でしたが、それでも十分に良い馬です。
 しかし、名前が話題を呼んでいるという話も初めて聞きました。もし『海猿』を意識して名前を付けてるんだとしたらひどいセンスだなとはチラッと考えましたが。


<関連:レース前記事>
オーシャンエイプス“伝説の幕開け” - スポニチ大阪

 新馬戦が8馬身差Vの鮮烈デビュー。とはいえキャリアはわずか1戦1勝だ。いきなりの重賞挑戦は楽ではないか。担当の日迫助手もこうクギを刺す。

 「過去のデータを見ても分かるとおり、そんなに甘いもんじゃない。京都の1800メートルはペースが速くならないし、少頭数ならチャンスはあるんでしょうが」

 確かに過去10年を見ても、1戦1勝馬は3着(1997年タマモプロモーター、04年ハーツクライ)が最高なのだ。それでも調教時計を見せられると『この馬は違う』という思いの方が強くなる。

(中略)

結果よりも勝ち方に注目とまで言っても過言ではない。必見だ。

▼書いてる人が違うとはいえ、同じスポニチこれはひどいマッチポンプ。というか、大阪の方の記者の煽り方は、2ちゃんの愉快犯や信者コテあたりと大してレベルが違わないような。


<参考:馬主・松岡隆雄の馬名別成績(現3〜7歳馬、先週までの集計)>

馬名 出走頭数 勝馬頭数 勝馬 1頭当本賞金 代表馬
サンライズ〜(牡馬) 21 13 61.9% 1727万円 サンライズバッカス
サンライズ牝馬 7 3 42.9% 1389万円 サンデーサンライズ
冠名無し(期待馬?) 17 10 58.8% 2118万円 ラッキーブレイク
馬主[松岡隆雄]の競走馬検索結果|競馬データベース - netkeiba.com
▼冠名無しの馬が期待馬ではないかというのは、血統レベルがサンライズ馬より全体的に良さそうに見える、というところからの単なる推測。とはいえ、馬の生産牧場によって名前の付け方が偏ってる感じなので、なんとなく生産・繁殖牝馬段階で分けてる気がするんですが・・・・・・まあどうでもいいっちゃどうでもいい話ですが。

アサクサの田原源一郎氏が逝去されていた件

【きさらぎ賞】幸四郎が代打V!キングス、クラシック候補だ! - SANSPO.COM

05年安田記念アサクサデンエンなど“アサクサ”の冠名で知られる田原源一郎さんは今年1月4日に死去(享年77)。現オーナーで夫人の慶子さんによると、生前、キングスの活躍をとても楽しみにしていたそうで、天国に捧げる弔いVとなった。

▼報道されていたでしょうか? 自分は寡聞にして全く知りませんでした。遅まきながら、ご冥福をお祈りいたします。この重賞勝ちを見届けられず、一方デンエンの主戦だった藤田の暴力事件は見届けたかもしれない、と思うと、なにか切ない。


<追記>
「アサクサ」の馬主田原源一郎氏死去 - nikkansports.com
▼普通に報道されていました。見逃してた・・・・・・。



<関連>
【安田記念】6歳初GIでやった!デンエンが春のマイル王 - SANSPO.COM

★馬主歴40年、田原オーナー万感

 声をからしたのは、夫人の慶子さん。スタンドにこれなかった田原源一郎オーナー(75)=(株)田原屋の社主・東京浅草(旗、横断幕などの生産、販売)=に替わっての応援だ。直線は「藤田さん!」の連呼。最後に何を言ったかは覚えていない。田原氏は日本のモータースポーツの草分けとなる1人で、第1回日本GP(昭和38年、鈴鹿サーキット)の優勝ドライバー。“アサクサ”の冠はむろん浅草育ちゆえだ。アサクサスケール(昭和60年エリザベス女王杯2着)でG I 制覇を逸してから20年。馬主になって40年。初めてのG I 制覇だけに、電話の先の「本当に良かった…」という声は、まさに実感だろう。慶子さんが続ける。「前走を勝った時に、虹が出ていたんです。その虹に向かって本番も勝たせて下さい、と。祈りが通じました」。

アサクサデンエン安田記念制覇時の記事。第1回日本GPの優勝ドライバー! 旗の生産・販売、そして馬主。勝負の世界に生きた方だったんですね。


SCCN|SCCNのご紹介

私どもニッサン・スポーツ・カー・クラブは、1963年の第1回日本グランプリレースで並み居る有名外国製スポーツカーを抑えて、日産フェアレディZで優勝した田原源一郎氏を中心に、その翌年に設立されました。

なにこのネタくさいレース

園田でハルウララ超える連敗馬が対決 - netkeiba.com

エリザベスクィーンは好位追走も勝ち馬から2.4秒差の3着、シャッフルは後方から伸びを欠き勝ち馬から4.9秒差の9着に敗れ、それぞれ連敗記録を115、117に伸ばした。勝ったのはクサタロウ(牡4、兵庫・田中道夫厩舎)で、勝ちタイムは1分32秒5(良)。

▼連敗馬対決だけでもネタくさいのに、よりにもよって、
>勝ったのはクサタロウ
>勝ったのはクサタロウ
>勝ったのはクサタロウ
第2回イグJRA賞(あるといいなぁ)・レース部門の有力候補になりそうな悪寒(笑)。


<関連>
クサタロウ、園田でデビュー2連勝 - netkeiba.com

 03年のセレクトセール当歳にて2000万円で落札。その時の上場馬名「くさたろう」がそのまま競走馬名となりデビュー前から話題を集め、美浦小島太厩舎で競走馬登録されたが、度重なる故障でJRAデビューは叶わず、昨年12月1日付でJRA競走馬登録を抹消。現厩舎に移籍し、1月16日のデビュー戦(園田・ダート1400m)で初勝利を挙げていた。通算成績2戦2勝。