猿は飛べなかった
●http://keiba.radionikkei.jp/news/20070211K20.html
●エイプス「分からない」4着/きさらぎ賞 - Sponichi Annex
後続を馬なりのまま8馬身突き放した新馬戦の勝ちっぷりに周囲の期待は沸とう。馬名を日本語に置き換えると人気映画「海猿」となるため話題性も加わって、1勝馬が重賞勝ち馬を押しのけて単勝1・3倍という異常人気だった。新馬戦と同じ京都1800メートル戦で時計を0秒4詰めており、力を出しているのではないか。
▼新馬戦圧勝して、2戦目で重賞4着。先着された3頭は実績・素質においてそれぞれ十分な評価を得ていただけに、個人的には推測していた通りのパフォーマンスをきっちり見せてくれたという印象。いや、きっちり追えばもう少し時計は詰まるだろうと思ってましたし、サムライタイガースにああいう形で差されるとは意外でしたが、それでも十分に良い馬です。
しかし、名前が話題を呼んでいるという話も初めて聞きました。もし『海猿』を意識して名前を付けてるんだとしたらひどいセンスだなとはチラッと考えましたが。
<関連:レース前記事>
●オーシャンエイプス“伝説の幕開け” - スポニチ大阪
新馬戦が8馬身差Vの鮮烈デビュー。とはいえキャリアはわずか1戦1勝だ。いきなりの重賞挑戦は楽ではないか。担当の日迫助手もこうクギを刺す。
「過去のデータを見ても分かるとおり、そんなに甘いもんじゃない。京都の1800メートルはペースが速くならないし、少頭数ならチャンスはあるんでしょうが」
確かに過去10年を見ても、1戦1勝馬は3着(1997年タマモプロモーター、04年ハーツクライ)が最高なのだ。それでも調教時計を見せられると『この馬は違う』という思いの方が強くなる。
(中略)
結果よりも勝ち方に注目とまで言っても過言ではない。必見だ。
▼書いてる人が違うとはいえ、同じスポニチでこれはひどいマッチポンプ。というか、大阪の方の記者の煽り方は、2ちゃんの愉快犯や信者コテあたりと大してレベルが違わないような。
<参考:馬主・松岡隆雄の馬名別成績(現3〜7歳馬、先週までの集計)>
馬名 | 出走頭数 | 勝馬頭数 | 勝馬率 | 1頭当本賞金 | 代表馬 |
サンライズ〜(牡馬) | 21 | 13 | 61.9% | 1727万円 | サンライズバッカス |
〜サンライズ(牝馬) | 7 | 3 | 42.9% | 1389万円 | サンデーサンライズ |
冠名無し(期待馬?) | 17 | 10 | 58.8% | 2118万円 | ラッキーブレイク |
▼冠名無しの馬が期待馬ではないかというのは、血統レベルがサンライズ馬より全体的に良さそうに見える、というところからの単なる推測。とはいえ、馬の生産牧場によって名前の付け方が偏ってる感じなので、なんとなく生産・繁殖牝馬段階で分けてる気がするんですが・・・・・・まあどうでもいいっちゃどうでもいい話ですが。