馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

ジャパンカップ・結果

2004年11月28日(日) 5回東京8日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第24回ジャパンカップ
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝 2400m 16頭立

                                                                                                                                                          • -

着枠 馬 馬名 性齢 騎手 斤量 タイム 3F 人体重 廐舎

                                                                                                                                                          • -

1 5 9◎ゼンノロブロイ   牡 4 ペリエ  57 2.24.2 34.3 1 502 (美)藤沢和雄
2 5 10○コスモバルク    牡 3 ルメール 55 2.24.7 35.3 2 492 [地]田部和則
3 4 7△デルタブルース   牡 3 安藤勝己 55 2.24.8 34.6 7 512 (栗)角居勝彦
4 1 1 ポリシーメイカー  牡 4 パスキエ 57 2.24.8 35.1 14 454 [外]ルルーシ
5 2 4△ナリタセンチュリー 牡 5 柴田善臣 57 2.24.9 34.9 4 460 (栗)藤沢則雄
6 3 5 フェニックスリーチ 牡 4 ドワイヤ 57 2.25.1 35.2 12 472 [外]ボールデ
7 1 2 リュヌドール    牝 3 ジャルネ 53 2.25.2 35.1 10 478 [外]ギブソン
8 4 8 エルノヴァ     牝 5 藤田伸二 55 2.25.3 35.0 13 468 (美)藤沢和雄
9 6 11 ヒシミラクル    牡 5 角田晃一 57 2.25.6 36.2 11 454 (栗)佐山優 
10 2 3△ハーツクライ    牡 3 武豊   55 2.25.7 35.2 3 480 (栗)橋口弘次
10 8 15 パワーズコート   牡 4 スペンサ 57 2.25.7 35.4 8 514 [外]オブライ
12 7 13 トーセンダンディ  牡 6 江田照男 57 2.25.7 36.0 16 520 (栗)森秀行 
13 6 12▲ハイアーゲーム   牡 3 デムーロ 55 2.25.8 35.3 5 506 (美)大久保洋
14 3 6 マグナーテン    セ 8 岡部幸雄 57 2.27.0 37.8 15 508 (美)藤沢和雄
15 8 16 ウォーサン     牡 6 ファロン 57 2.27.5 37.4 9 478 [外]ブリテン
16 7 14 ホオキパウェーブ  牡 3 横山典弘 55 2.27.9 36.6 6 480 (美)二ノ宮敬

                                                                                                                                                          • -

LAP :12.8-11.2-11.9-11.7-11.8-12.0-12.3-12.8-12.7-11.7-11.4-11.9
通過:35.9-47.6-59.4-71.4 上り:72.8-60.5-47.7-35.0 平均:1F:12.02 / 3F:36.05
単勝 9 \270 複勝 9 \130 / 10 \220 / 7 \340
枠連 5-5 \1070 (4)
馬連 09-10 \1040 (1)
ワイド 09-10 \460 (2) / 07-09 \730 (6) / 07-10 \1630 (21)
馬単 09-10 \1810 (1)
3連複 07-09-10 \3460 (9)

                                                                                                                                                          • -

ロブロイ圧勝。その強さだけが目立ったレースでした。

コスモバルクは、結果としては「褒められたものではある」んでしょうけど、これまでの戦績(特にセントライト記念のレコード勝ち)から、これぐらいの力があることは元々ハッキリしていました。しかし、ある意味今回の本当の焦点だった「ルメール起用の是非」については、マグナーテンというラビットがカッチリとレースを作ってしまったことでぼやけてしまった感があります。確かにこれまでバルクがああいうレースをしようとしてできなかったことは確かで、そこを根拠として結果論的に「腕の差」と言ってしまうのは簡単です。が、大前提として、バルクが「おらが馬」である五十嵐騎手(そして一貫して五十嵐騎手に理解を示す田部師)と、陣営の意向通りに乗ることが至上課題である欧州ジョッキー・”代打ルメール”の乗り方を、このレースだけで並列に比較するのはナンセンスというもの。そのあたりを考慮せず、オーナーサイドが「北海道の星」であるバルクの輝きを曇らせるような方策を採る事態になれば、またひとつ競馬から醍醐味が失われることになりかねません。そうならないよう祈っていますが・・・・・・。

他に特筆すべき点があるとすれば、好位からバテない強みを生かしてどこまで、という見方が支配的だったデルタブルースの差し脚。出遅れがなくてもロブロイを振り切れたかは微妙ですし、むしろこういうレースができるとわかったことは、瓢箪に駒というか、今後の選択肢を広げる上で有意義だったのでは。次はこの馬の時代か、と思わせるレースでした。ただ、変に勘違いして有馬でも今回と同じようにじっくり構えちゃうと、派手に飛んじゃうことになりかねませんが。

                                                                                                                                                          • -