馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

元祖しゃちょう日記:競馬をロマン以外でやる人は何かが弱い。 - livedoor Blog(ブログ)


 や、別に追記するほどのこともないんですけど、忘れないうちに。
 えー、このひろゆき氏の釣り問いかけに論理的に反駁するとすれば、「長期的に回収率50%以下を維持している継続的馬券購入者が一般的に存在する、という推測を是とするのであれば、同様に、長期的に回収率100%以上を維持している継続的馬券購入者が一般的に存在しうる、という推測も成立しうる」といったところなんでしょうけど、経験的な部分から個人的な意見を言うとすれば、「いや、ホントその通りっすよね。馬券で儲けるなんてムリムリ!」となります。仮にムリでなくても、効率が悪いのは確かだし。


 とりあえず、馬券者から一口馬主者へとシフトした身としては、「馬主的控除率」がどの程度なのか知りたいところ。要するに、

  • {(ある世代の中央競馬登録全馬の獲得総賞金)*0.8}/(ある世代の中央競馬登録全馬の取引・募集価格+維持費)

がどの程度なのかってことですが、現役馬がいない現12歳馬世代(11歳はマキハタスパートが、10歳はメジロアトラスとスナークレイアースが現役。すげえ)で調べると、この世代の獲得総本賞金は概ね660億円。これに出走奨励金分を加えるために1割増*1しようかと思ったんですが、「中央競馬入りを目指して取引されたものの登録までにも至らなかった馬」がやっぱり1割程度いるんじゃないかという根拠の無い推測のもとに却下。よって、660億を単純に8掛けして約530億円。んで、この世代の中央登録頭数が約4500頭なので、これで頭割りすると約1200万円。ちなみに出走頭数は約3700頭で、これで割ると約1430万円。
 で、維持費の方は、一般的な一口ルールで2歳1月から発生するとして、一ヶ月あたりの維持費を50万円、維持期間を36ヶ月と設定すると、1800万円。
 ・・・・・・維持費だけで足が出るやん!Σ( ̄ロ ̄;)


 って、これも平均的な一口者なら経験的に分かってることだとは思いますが。まぁ実際は1走あたり30〜40万程度の出走手当をはじめとする各種手当や、事故見舞金なんかがありますので、普通にやってればランニングコストぐらいは賄える計算となりますが・・・・・・オーナーブリーダーならともかく、普通の馬主や一口出資者は、「馬代金分は、”投資”じゃなくて”買い物”」というぐらいの認識がないと厳しいでしょうね。まぁ、これも結局馬券の方と同じで「相馬眼があれば大丈夫」って議論に収斂(というか縮退というか)しちゃうレベルの話ではあるんですが。


 ちなみに自分の場合・・・・・・維持費分すら賄えてませんorz

*1:1着賞金を100とすると、本賞金(5着以内まで)は100+40+25+15+10で190、出走奨励金(6〜8着)は8+7+6で21、(190+21)/190で大体1.1