馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

今週の出走馬。

▼ロードマジシャン 土曜中山7R 500万下(ダ1200m) 江田照 11/12転厩
 栗東藤原英昭厩舎から美浦田子冬樹厩舎への転厩緒戦。8ヶ月ぶりの上、未勝利脱出後はすっかり頭打ちな成績。調教師のコメントも「まずは無事に回ってきてくれれば」というもので、期待値としては掛け値なしにその程度。馬っぷりは悪くなく、以前乗った藤田騎手も「500万下ならここまで負ける馬ではない」というような感触を持っていたようで、馬の気持ち次第というところはありそうですが、それでもまずは叩いてからでしょう。
(期待度・・・・・・無印)

<結果・・・・・・11着(14人気)>
まぁこんなものでしょう。使いつつ距離を伸ばしていけば入着ぐらいはありそう。



▼ロードエキスパート 土曜阪神6R 2歳新馬(混・芝1400m) 岩田 10/22帰厩
 デビュー戦。夏に既に入厩していましたが、一頓挫あり一旦放牧。先月帰厩してからもなかなか調子が上がってこなかったんですが、あのアグネスサージャンをパートナーに何度も併せ馬を消化し、ここにきてやっとそれなりの動きを見せるようになってきました。Singspiel×Rainbow Questというかなり本格派の血統で、2歳戦のこの距離でいきなりからというイメージは湧きませんが、頭数も落ち着きましたし、調教の感じからもそこそこはやれそう。タキオン産駒2頭、スペシャルウィーク産駒、Dynaformer産駒あたりが強そうですが、なんとかそのへんに食い込んでくれれば。
(期待度・・・・・・▲)

<結果・・・・・・4着(2人気)>
道中まったくハミを取らず。直線も含め全然真面目に走ってません。それでそこそこには来てますから、素質はあるはず。次走以降に期待です。

ロードマジェスティ 土曜阪神11R ゴールデンホイップT(1600万下・混・芝1600m) ビードマン 前走5着
 中1週。休養明けから準オープンを3戦して勝ち馬からそれぞれ0.4・0.8・0.4秒差。瞬発力に欠けるタイプで、決め脚が要求される京都と東京では一押しが利きませんでしたが、直線が短く急坂のある阪神・中山なら一発あるかも。展開的に上がりの勝負にならないことが条件ですが、前3走の着順で人気を落とすようであれば、今回は狙い目。
(期待度・・・・・・◎)

<結果・・・・・・1着(6人気)>
同じ3歳馬のマルブツライトが1番人気、レキシントンブルーが4番人気でこの馬が6番人気というのはなめられすぎ。予想通り、期待以上の快勝でした。ただ、使い詰めできてるので、この後の反動が心配。



▼ロードウイング 土曜中京3R 500万下(ダ1700m) 松田 11/15帰厩
 休養明け。ロードマジシャンと同じくクラスが上がってからは完全に頭打ち状態で、こちらも転厩になってもおかしくないレベルの戦績。気ムラなタイプですんなり運べないとやめてしまう面があり、また叩き良化型ということもあって、ここではちょっと難しそう。
(期待度・・・・・・無印)

<結果・・・・・・14着(9番人気)>
出鞭をくれて無理やり行き、被されると競馬を投げてしまうといういつものパターン。乗る人乗る人口を揃えて能力より気性の問題と言われる馬ですが、このクラスでスッと先行できない時点で既に苦しい感じ。ケツから行くとか1000mを使い続けるとか、とにかくショック療法が必要かと。



▼ロードアンセム 土曜中京12R 揖斐川特別(500万下・混・芝2500m) 藤岡 11/02帰厩
 短期放牧明け。池江郎=熊沢=サンデー=2・3着連発と、ステイゴールドを2ランクほどスケールダウンさせたような風情。とはいえこのクラスはいつでも勝っておかしくない能力の持ち主で、休み明けとはいえ鞍上が熊ではない今回はチャンス。勝ち切るまではどうかという気もしますが、できれば次走の優先出走権が発生する3着以内には来てほしいところです。
(期待度・・・・・・○)

<結果・・・・・・2着(4人気)>
休養をはさんで馬が良くなっていました。特にトモの良化が顕著で、道中から勝負どころにかけての行きっぷりのよさはこれまでとは別物。最後は勝ち馬の決め手に屈しましたが、次は確勝級でしょう。



▼ロードウィズダム 土曜阪神12R 1000万下(ダ1200m) 安藤勝 11/17帰厩
 短期放牧明け。久々だった前走は芝を使い、さっと先行するスピードを見せるも終いパッタリ止まってしまいました。3歳馬同士ならともかく、古馬相手ではダートがベターということでしょう。まだ古馬相手にこのクラスで通用する裏づけはありませんが、一度叩いてダート替わりの今回は、セオリー通りなら一変まであって驚けません。鞍上も過去二度乗っていい競馬をしているアンカツを確保し、そこそこ楽しみはありそうな感じです。
(期待度・・・・・・▲)

<結果・・・・・・9着(5人気)>
ダッシュがあまり良くなく、前半無理をした感じ。ただ、それにしても終いは止まりすぎです。まだ少し太いのかも、というのが希望的観測。でなければ早熟気味だったか。7歳でダイオライト記念を勝ったインテリパワーの下ということを考えても、見限るにはまだ早いとは思うんですが。

▼ウインカーディナル 日曜阪神8R 500万下(ダ1800m) 福永 前走8着
 中1週。二の脚が悪く自分でレースを作れないタイプで、前々走は前が詰まる不利、前走は前残りの展開に泣きました。ブライアンズタイム産駒らしく、二度使って状態は上向き。前走後は陣営が連闘も考えたほど具合は良くなっているようです。 展開次第の面はありますが、前崩れの流れになれば一気に台頭の可能性もありえます。デビュー後ずっと福永に依頼しつづけたのは師の期待の表れ。再びその福永に手の戻った今回は、ちょっと期待感を持って見てみたいと思います。
(期待度・・・・・・△)

<結果・・・・・・5着(8人気)>
スタートは五分でしたが、やっぱり前半置かれてしまいました。終いはこの馬なりに伸びて、ギリギリ掲示板を確保。展開が向けばいつ突っ込んできてもおかしくありませんが、それがいつになるかは・・・・・・。