馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

土曜の出走馬(5頭)。

ウインカスケード 中山1R 2歳未勝利(ダ1200m) バルジュー 12/16帰厩
 休養明け。秋の府中でのデビュー戦(5着)後はソエでしばらく放牧。立て直しての2戦目ですが、どうもまたソエが疼き出している模様。調教自体は問題なく積んでこられましたが、そのあたりがどう影響するかが心配です。デビュー戦の走りは「距離短縮すればすぐにでも勝てる」というのが関係者筋の評価でしたが、今回はダート戦ということもあり、正直未知数。相手関係的には恵まれた感もありますが・・・・・・。
(期待度・・・▲)

降雪による中山競馬順延のため、月曜日にスライド出走予定。

ロードグレイシア 京都2R 3歳未勝利(混・ダ1800m) 福永 前走4着
 中1週。期待した前走は、不向きな瞬発力勝負になり競り負けてしまいましたが、未勝利級では能力上位。鞍上の進言もあり、今回はダートで必勝を期してきました。パワー型のフットワークから砂適性はありそうで、メンバー構成も相手はマイネルアンツーク1頭と見てよさそうな感じ。惜敗が続きましたが、そろそろこのクラスは卒業してもらいたいと思います。ダートが悪い方に出なければ。
(期待度・・・◎)

<結果・・・1着(1人気)>
 初ダートだけにもう少し分散するかと思いましたが、メンバーが低調だったこともあり単勝1.5倍という支持。レースは最内枠から淡々とした逃げ。勝負どころでこれまで通りモタつき、ダートで実績を積んできた2番人気のマイネルアンツークに一旦並ばれましたが、残り1ハロンあたりで福永騎手のムチが入ると、ようやくエンジンが掛かって突き放し、2馬身半差の快勝。マイネルに4角手前で引っ張るロスはあったものの、それがなくても勝っていただろうというぐらい手応えに差はありました。マイナス8キロとはいえ、新馬戦から比べればまだ太く、絞りきれていないことは明らか。仕上がり面でも成長面でもまだまだ途上で、ここから二皮ぐらい剥けてくれれば上でも楽しみがありそうな素材です。ただ、大型馬で、姉も屈腱炎に泣いただけに、無事に行ってくれるかどうかが気がかり。あと、フットワークからどう考えても切れ味には欠けそうなので、芝もこなすものの当分はダートがベターでしょう。

ロードアルファード 京都4R 3歳未勝利(混・芝1800m) 藤田 前走7着
 2戦目。山内厩舎にしては間隔が開いたのは、一度除外を食らったため。11日の調教中に他馬に右前脚を蹴られるアクシデントがありましたが大事には至らず、予定通りここへ。追い切りは僚馬ロードグレイシアと坂路で実戦並みの併せ馬。調教駆けする相手だけに手応えは完全に見劣ってしまいましたが、この馬としてはまずまずの仕上がり。デビュー戦は7着とはいえ度重なる不利があり度外視してよさそうで、ここは前進を期待します。ただ問題は、この時期の数少ない芝未勝利戦ということで、かなりメンバーが揃った点。タガノボーディングとギュリルの一騎討ちムードながら伏兵馬も多彩で、勝ち負けまでは難しそうです。
(期待度・・・△)

<結果・・・2着(5人気)>
 印は△でしたが、内心「ギュリルは飛ぶかもなー」と思っていたので、馬券はちょろっと取りました、懺悔します。デビュー戦のあまりの詰まりっぷりに藤田騎手が大荒れだったと聞いていたので、前には行くだろうなと思ってましたが、逃げるとまでは予想外でした。結果的には正解だったんだと思いますが、頭差という着差だっただけに、素直にタガノボーディングを行かせてしまっていたらどうだっただろうとは考えてしまうところ。でもまぁ、3着以下は4馬身ちぎってますし、今日のところはよしとしておくべきでしょう。今回の2着で優先出走権はゲット。京都だと中1週で芝2000m、中2週で芝1800mの未勝利戦が組まれていますので、順調であればそのどちらかで未勝利脱出を目指すことになるでしょう。

ロードノアール 小倉4R 3歳未勝利(混・芝1800m) 松田 前走8着
 中1週で2戦目。掛かり通しだったデビュー戦より1ハロン短縮し、さらに小回りということでレースはしやすくなりそう。ただ、緒戦の内容からも追い切りの動きからも、一変を望むのは酷な雰囲気。今は使いながら競馬を覚えていく段階ではないでしょうか。
(期待度・・・無印)

<結果・・・15着(13人気)>
 状況は分かりませんが、出走前に放馬した模様。それがどの程度影響したかはわかりませんが、今回もやっぱり掛かり、直線は戦意喪失。ブービーから5馬身差という気持ちいいぐらいのドベでした。そこまで負けるほど能力の無い馬だとは思いませんが、かなり時間はかかりそうです。


ロードウイング 小倉7R 500万下(混・ダ2400m) 松田 01/06帰厩
 短期放牧明け。頭打ちムードが漂っていましたが、ダートの長距離に目先を変えた前走が、メンバー中最高の上がりタイムで追い込んで6着。とても間に合わない位置からの末脚だったとはいえ、一筋の光明が見えたレースでした。今回も引き続きダートの長距離戦で、前走ぐらい走れば着ぐらいはありそう。ただ、突き抜けるまでのインパクトがあったわけではなく、状態も平行線。前走1.1秒差をつけられたイーグルドライバーがいて、しかも斤量差が1キロ減っては勝ち負けなど望むべくも無く。直線勝負ではなく、早めにマクっていって、勝負圏内から前走並みの脚が使えれば話は別なんですが・・・・・・さてさて。
(期待度・・・△)

<結果・・・4着(8人気)>
 前走のように末脚を生かす形にするのかと思いきや、一転逃げの手に。以前までは気を抜く面があるからということで強引に前に行っていたんですが、今回は展開利を見込んだ策でしょうか。かなり早い段階で後続にどんどん行かれた時はまたズブズブになるのかと思わせましたが、そこから直線再び盛り返して4着。勝ち馬からは離されましたが、スタミナの豊富さと気性面の成長が見て取れただけに収穫の多いレースだったと見ていいでしょう。中1週・中2週で同条件のレースが組まれているので、そこを除外されずに使えれば楽しみはあるんですが、さて。