土曜日の出走馬（４頭）。

▼セイリングシップ　東京２Ｒ　３歳未勝利（若手・ダ1300ｍ） 小島太一　01/18帰厩
休養明け。緒戦はこれ以上は無理というぐらいの急仕上げでバテてしまいましたが、センスのあるところは見せてくれた走り。ちなみにレース後の池添騎手のコメント（ブック）は「馬ナリの追い切りが２本。まだ速いところをやっていなかった割には、非常にセンスのいい走りを見せてくれました。いい馬ですよ。これで変わってくると思います」というものでした。今回は久々でもあり、鞍上も息子ということで不安一杯ですが、この厩舎にしては割と乗り込んできましたし中間の調教タイムも上々、レースも当初予定の日曜から土曜の若手限定戦に変更され鞍上マイナス補正も少しはマシでしょう。兄姉はどちらかというと芝でいいところを見せていましたが、この馬は父クロフネでダートもこなせそう。現級で２着３着してきている相手が何頭かいて楽な構成ではありませんが、緒戦８着と久々（と鞍上）が嫌われて人気を落とすようなら面白そう。厩舎が強気一辺倒なのはいつものことですが、それを差し引いても期待感は高め。出資者の贔屓目ですが、この馬はいずれ走ってくると思います。
【関係者コメント】（キャロット公式サイトより抜粋）
「じっくり乗り込んできて、いい状態に仕上がりました。初戦はやや追い不足な感じでしたが、よほど久々の影響でムキになったりでもしない限り、勝ち負けになるでしょう。期待したいですね」（小島勝助手）
「当初は日曜の牝馬限定を予定していましたが、想定の段階で前走３着以内がとても多いことと除外の可能性もあったため、若手騎手限定に回りました。勿論牝馬限定戦でも勝ち負けできたと思いますが、ここなら力が違うでしょう」（小島太師）
＜期待度･･･○＞

＜結果･･･出走取り消し＞
感冒のため、とのこと。うーん、ガッカリ。でもまあ、これを奇貨として太一騎乗を考え直していただければ（無理）。

▼ウインアルディート　東京８Ｒ　500万下（混・芝2400ｍ） 横山義行　01/14帰厩　02/01障害試験合格
休養明け。帰厩後は障害練習を取り入れ、実際試験にも合格。飛越センスはなかなかのものがあるらしく、今回の出走も平地かいきなり障害かの両天秤に掛かっていました。このレースでの走り次第では障害入り、ということになりそうです。ただ、以前からネックとなっていた腰の甘さが障害練習によって解消傾向にあり、状態としては２歳時を除けばかなり良い部類。鞍上が鞍上（平地は去年１勝のみ）ということで人気を落としそうですし、一発狙ってみるのも面白いかも。まぁ、馬券圏内まで持ってくるのは難しいかもしれませんが、テンジンショウグンの例もあることですし。あと関係ないですが、クラブ情報では全部騎手名が「横山義一」になっていたのが笑えました。多分「横山賀一」と混ざっちゃってるんだろうなぁ。一応去年の障害リーディング騎手なのに、義行ﾀｿカワイソス。
【関係者コメント】（ウイン公式サイトより抜粋・一部筆者添削）
「（水曜の追い切りでは）道中、いい感じで進んでいたし、最後の直線もムチを入れたら差し返していたように、動きはバッチリですよ。見た目は少し増えている印象ですが、全体を見るとここ最近の中では一番の状態だと思います。何とかいい競馬して欲しいよね」（国枝師）
＜期待度･･･注（人気薄なら☆）＞

＜結果･･･５着（10人気）＞
行こうと思えば前へ行けた感じの前半だったものの、抑えて中団からのレース。前々走のダートで先行して盛大にバテた記憶からか、鞍上には控えていくよう指示が出ていた模様。が、芝では１秒以上負けたことが一度しかなく、しかし上がり３Ｆ35秒を切ったのは新潟のデビュー戦だけというジリ脚タイプだけに、戦法の選択ミス。直線は伸びそうで伸びきれず。ワイドで遊び程度に買っていましたが、人気が無かっただけに最後はちょっと熱かったです。ただ、このクラスの芝なら乗り方ひとつで通用する馬ですが、決め手の無さがネックであることも事実。引き続き入障のタイミングを計りつつ進めていくようで、確かにそれが正解かもという印象です。

▼レディティアラ　京都８Ｒ　500万下（芝2000ｍ） 小牧太 前走６着
中２週。ここ２戦は終い詰め切れないレースが続いていますが、休養明けの前々走は降雪中止によりスライド出走で２週連続の輸送、前走は小倉への長距離輸送と、線が細めのこの馬には厳しい条件でした。今思えば札幌での好走は滞在競馬が大きな要因だった気もしますし、輸送距離が短くなる今回は期待できそうな予感がします。１ハロン長い印象がある分がどう影響するかですが、前走のように自力勝負に出なくても京都なら間に合いますし、極端な馬体減りがなければ好勝負できるでしょう。相手関係も恵まれましたし、ここはなんとか巻き返しを。
【関係者コメント】
「この中間もデキは安定。飼い葉も落ちておらず、テンションも思ったよりも上がっていません。輸送も小倉に比べれば短時間で済みますので前走からの巻き返しは十分と見込んでいます」（藤原英師）
＜期待度･･･○（馬体増なら◎）＞

＜結果･･･８着（４人気）
目論見どおりの馬体増で、キターとばかりに大勝負して大火傷。脚を溜める指示が出ていたとはいえ、ほぼドンケツからとは小牧太らしい思い切りでしたが、窮屈になって外に出すのが遅れ、４角では絶望的な位置でした。同じような位置取りから内を突いてサクラキングダムを３着まで持ってきた岩田はさすが。でも、同じルートを通れたとしても、今日の展開ではやはり掲示板までだったでしょう。しかし、中央復帰以来着差は常に１秒以内。あと１〜２ハロン短縮してもう少し流れてくれれば突っ込んで来れておかしくないんですが･･････。坂のあるコースがいいイメージはありませんし、輸送のこともあるので、相性の良かった夏の北海道開催まで待機という手もありかも。

▼ウインカーディナル　京都９Ｒ　大津特別（1000万下・混・ダ1800ｍ） ペリエ 前走６着
中２週。当初は来週の阪神予定でしたが、ペリエが乗れないということで前倒しでここへ。使い込んでいますが状態的には文句なし。脚質的には坂のある阪神の方が良さそうですが、ここのところのレース振りを見ると、京都での上がりの速い展開でもそこそこ対応できているので大きな問題はなさそう。ハマればこのクラスでもいつでも突っ込んできておかしくありません。ただ、今回に関しては前に行きたい馬がほとんどいない構成。しかも確勝級のスカーレットベルがおり、頭まではほぼノーチャンス。ペリエの手腕に期待するしかありませんが、客観的には今度も掲示板ぐらいあれば･･････というのが正直なところ。
＜期待度･･･△＞

＜結果･･･５着（６人気）＞
４角１・２・３番手の馬で決着。あの展開でグランプリスターが残っちゃうような馬場ではどうしようもないよ＠アグネススペシャル、といったところです。しかし、４角では絶望的な位置、ゴール前先頭の馬にズームインしたところで画面から消え、最後引いたと思ったらギリギリ掲示板圏内に突っ込んできていた、という、あまりにいつもと同じ展開に苦笑い。
【関係者コメント】（ウイン公式サイトより）
「それにしても今の京都の馬場は前が止まりませんね。前２頭が結構速いペースで引っ張ってくれたので、ワクワクしながら直線に向いたのに、その前２頭が１、２着ですからね。あの２頭は強いのは認めますけど、あれだけの鬼脚で伸びていればもっと差を詰めてもおかしくないはずです。それだけに今の京都は前有利だと思います。カーディナルにとって、次の阪神の方が直線に坂はあるし、500万を勝ち上がったのも阪神でしたからね。阪神ならこんなもんじゃ済ませませんよ。期待してください」（中竹師）
まだまだ続戦する気満々ですなぁ。カーディナルも疲れたら疲れたって言ったほうがいいぞ。しかしこの中竹師といい角居師といい、温和系メガネキャラ然としていても性格はやっぱり勝気なのは勝負師らしい感じ。

▼ずっとヤキトリだった上に、レディティアラ勝負で大ヘコミして今日はどうなるかと思いましたが、クイーンＣのマチカネタマカズラ複勝で全部取り返しました。11倍もつくんだもんなぁ。「今の府中は内有利」と教えてくれた福永騎手ありがとう。