小田切有一、かく語りき
●オレハマッテルゼの馬主、“珍名”へのこだわり - ZAKZAK
▼ま、コアな競馬ファンには既出なエピソードばかりですが、一応。
命名にはいくつかパターンがあり、例えば「馬券を買うときの肴」がイヤダイヤダ、ウラギルワヨ、オソレイリマスなど。「僕らの子供時代の風物」がメロンパン、ロバノパンヤなど。「おじさん族へのエール」がオジサンオジサン、アラシヲヨブオトコなど。「アナウンサーを困らせたい」がノロノロ、ナーンチャッテなどだが、ニゲタ、ニバンテ、ドーモスミマセンは「勘弁して」とJRAに断られた。
▼「ニゲタ出遅れた」「先頭はニバンテ」「最内からスルスルとドーモスミマセン」あたりは確かに混乱しそう。
歴代お気に入りナンバーワンは意外にも(?)シンプルなアサキチ。(中略)なぜか娘には『かわいい』と好評。
失敗作は「いっぱいあるが、例えばアシデマトイは本当に走らなくて、かわいそうなことをしたと思った。妻や娘によくたしなめられる」。
▼アサキチをかわいいと感じる娘さんがかわいい(えー)。小島貞師の娘さんとか福永祐一の妹さんとか武藤師の娘さんとかミヤリンのヨメとか、なんか競馬関係者の親族ってだけで萌え補正が働くのはちょっと自分でも病気だと思う。
●参考:Wikipediaでの小田切有一の項
▼小田切秀雄の実子であることは、寡聞にして存じ上げませんでした。意外は意外でしたが、古くは菊池寛から古井由吉、古山高麗雄、寺山修司、浅田次郎、伊集院静、高橋源一郎、藤代三郎(目黒考二・北上次郎)、柳瀬尚紀、山野浩一、乗峯栄一(笑)などなど、書斎・文壇と競馬の親和性の高さは既に周知のことですから、そういう文脈から見れば別に不思議はないかも。