馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

今週の出走馬(3頭)。

●ロードスピリット 土曜札幌5R 2歳新馬(混・ダ1000m) 四位 08/20入厩
▼初出走。募集時から豆タンクとでも呼びたくなる筋骨隆々の馬体が印象的で、2歳夏の短距離デビューというのはイメージ通り。ただ、今週で終わる札幌開催の新馬戦に無理やり間に合わせた感のある調整過程で、最終追い切りも3歳未勝利馬についていけない状況。とはいえ、この時期に、しかも5頭立てというこれ以上ないほど恵まれた条件でデビューできるだけでも僥倖。急仕上げで使うダメージが後に残らなければ、とりあえずそれでオッケーではないでしょうか。
<期待度・・・△>

<結果・・・3着(4人気)>
▼5頭立てが1頭取り消して4頭立てという椿事。さすがに4頭なら・・・・・・と思いきやこれがまた予想以上に太目残り。当然というかなんというか、果敢にハナを奪うもラスト1ハロンで脚が上がって3着、というホロ苦いデビュー戦。まぁ急仕上げなのは分かりきっていたことですが、他の3頭も状況としては大差ないようでしたから、言い訳にはなりません。とりあえず行けるだけのテンのスピードは見せてくれたので、あとは使いつつの良化に期待します。状態に問題がなければ、中1週で札幌最終週の未勝利戦を使ってくるのでは。


ロードマジェスティ 月曜札幌11R エルムS(G3・混・ダ1700m) 四位 08/20帰厩
▼休み明け。芝でオープンを3勝するも、好走条件の基本は渋って時計が掛かる馬場限定。重賞ではどうかという雰囲気だっただけに、夏休み明けの今回はダート戦をチョイス。デビュー戦(6着)以来となるだけに適性云々はまだ言えませんが、緒戦の結果は思う存分太め残りだっただけに度外視できそう。調教では僚馬パーソナルラッシュを手応えで圧倒、血統的にもブライアンズタイム×Storm Catで砂の鬼の可能性はあります。生ずるいところがある馬で休み明けは明らかにマイナスですし、相手関係も相当厳しいためいきなりから結果を求めるのは酷ですが、メドでも立ててくれれば今後の選択肢が劇的に広がりますので、そういう意味では期待したいところです。
 あと、前回のエントリでも書きましたが先週兄ロードフュージョンが非業の死を遂げました。弔い合戦・・・・・・などと変に十字架を背負わせるのは、レトリックとしては悪くないかもしれませんが、馬にとっては迷惑なだけの話。それでも、見る者としては、特別な感情をもって見守らざるをえません。人の手前勝手な感傷からの感情だとしても、とにかく兄に訪れたような不幸がこの馬には降りかからないよう強く祈ります。
<期待度・・・☆>

<結果・・・11着(12人気)>
▼薄々想像はしていましたが、やっぱりポツンと後方を追走という展開に。元々前向きさに乏しい馬ですし、久々かつ実質初ダートに近い今回、外枠を引いてテン乗りの四位騎手騎乗なら仕方の無いところでしょう。それでも勝負所では押し上げていく脚を見せ、何もできず終わったわけではなかったのは僅かながら収穫。ダートのオープンで後方一気は余程条件が揃わないと難しいだけに、このままのレース振りではどうしようもありませんが、使いつつこのペースに慣れてくれば、もう少しやれてもいい気がします。ジョッキーの感触がどうだったかが気になりますが、個人的にはこのまましばらくダート路線を試してみてもらいたいところ。



●レディティアラ 月曜札幌12R 500万下(牝・芝1800m) 松田 09/07帰厩
▼休み明け。 帰厩当初は来週のグリーンチャンネルCを視野に入れていましたが、急遽予定を前倒ししてここへ。調整過程としては正直疑問符が付きますが、限定戦であること、距離が1800であることはプラス材料。頭数も10頭と落ち着き、しかもその半数は現級実績のない3歳馬。不完全燃焼が続く近走でしたが、着差的には3走前を除いてさほど負けておらず、今回の条件なら久々の掲示板、展開によってはそれ以上も望めるかもしれません。5歳牝馬でさほど時間が残されていないこともあり、そろそろ結果が欲しいところです。
<期待度・・・▲>

<結果・・・3着(6人気)>
▼ギーニョにハナ差交わされてしまったのは悔しいところですが、久々に”らしい”走りを見せてくれての上位入線。3着に入って次走優先権を取ったのも大きいです。ローカルでしか使えない馬(中央未勝利古馬)なので、中1週で札幌の最終週に使って、そこで勝てなければ暮れの中京まで待機でしょうし(福島を使う可能性もありますが)、色々な意味で次は大事な一戦になりそうです。頑張れ。