馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

ディープ薬物問題。

インパクト薬物処分で15日に審査委員会 - nikkansports.com
▼とりあえずフランスギャロの裁定発表がある前に個人的な見解を。まぁ失格と池江師への罰金処分というのは規定路線として、分からないのは下のような反応があること。


いまだに黙っている陣営とそれを静観している競馬マスコミ関係者 - Megahorse

んー池江さんがだまってるのがおかしいと思ってるのは俺だけなんだろうか・・・。ふつーだと思うんだけどなぁ。

▼よく分かりませんけど、この方は何を求めているんでしょう? 公式に裁定が下る前から、一体被疑者に何を言わせたいんでしょうか? まさか悪魔の証明をしろとでも? この方が知っているのかどうかは分かりませんが、池江師の沈黙は「フランスギャロの裁定が決まるまでは意見表明をしない」という紳士協定を守ってのことのはず(参考:インパクト池江泰郎師「不正やってない」 - nikkansports.com)。そうでなくとも、一般論として、裁判の結審を待っているというその時に、被告人が法廷外で声高に無実を訴えたところで、何の意味があるでしょうか? 例えば今ホリエモンがマスコミ集めて記者会見開いて、「どんな判決が出たって、実際は僕は無実なんだよね、だって不正なんてしてないもん」とのたまったら、心の底からバカにするでしょう。そんな愚行をするわけがありません。師は「スタッフを信じているからね。不正なんて、誰もやっていない」と、既に非公式ながらマスコミに向けて自身の見解を示しており、あとは黙って裁定を待つだけ、という態度のどこに間違いがあるというのでしょうか。そして、そんな状況の中で、師にマスコミが「そんなんじゃなくて、公の場で堂々と無実を主張してくださいよ、それともやっぱり不正があったんですか、どうなんですか?」と問い詰めればいいというんでしょうか。アホらしい。
 裁定が下った後で、それでも完全な沈黙を守ってしまえば、それは非難に値するでしょう。しかしなんらかのレスポンスをするのであれば(「しない」という選択肢はありえないと思いますが)、「不正もミスもあるはずがない」として公式に不服を申し立てるなり、「不正はなかったが陣営にミスがあった可能性を認めて受け入れる」なり、また仮に、「不正もミスもなかったという主張は変わらないが出た結果と裁定は受け止める」というダブルスタンダードな見解を示したとしても、それはいずれもそれぞれの理解の仕方がある(同時に批評・批判もできる)わけです。(「不正があったと認める」という選択肢はさすがに現実的ではないと思うので省きました)
 そうした「裁定に対する公式な態度表明」を受けて、尚マスコミがスルーを決め込むのであれば、それはさすがに異常でしょうけど・・・・・・そうなれば僕だってさすがに「?」となります。ただ、この2週間は「フランスギャロの裁定を待つしかない」そういう時期だった、それだけのことではないでしょうか?