マル外はどこへ消えた?
<世代別マル外頭数・成績集計>
生産年 | 登録頭数 | 1億円馬 | 主な活躍馬 | |
1987 | 57 | 3 | 5.3% | プリンスシン・ミュージックタイム・ビーチハウス |
1988 | 70 | 2 | 2.9% | ケイエスミラクル・リンドシェーバー |
1989 | 82 | 6 | 7.3% | シンコウラブリイ・ヒシマサル |
1990 | 89 | 9 | 10.1% | ダンツシアトル・エルウェーウィン・ダンシングサーパス |
1991 | 151 | 18 | 11.9% | ヒシアマゾン・タイキブリザード・エイシンワシントン |
1992 | 213 | 12 | 5.6% | エイシンバーリン・ヒシアケボノ・ヤマニンパラダイス |
1993 | 309 | 28 | 9.1% | スギノハヤカゼ・シンコウフォレスト・バトルライン |
1994 | 385 | 32 | 8.3% | タイキシャトル・ブラックホーク・シーキングザパール |
1995 | 424 | 35 | 8.3% | グラスワンダー・エルコンドルパサー・アグネスワールド |
1996 | 368 | 25 | 6.8% | メイショウドトウ・サウスヴィグラス・ノボトゥルー |
1997 | 295 | 23 | 7.8% | タップダンスシチー・アグネスデジタル・エイシンプレストン |
1998 | 303 | 18 | 5.9% | エアエミネム・クロフネ・ロードプリヴェイル |
1999 | 287 | 20 | 7.0% | シンボリクリスエス・ファインモーション・アサクサデンエン |
2000 | 266 | 13 | 4.9% | レマーズガール・グラッブユアハート・トリリオンカット |
2001 | 261 | 13 | 5.0% | シーキングザダイヤ・シーキングザベスト |
2002 | 231 | 4 | 1.7% | シンボリグラン・コンゴウリキシオー |
2003 | 230 | 1 | 0.4% | ステキシンスケクン・ジャリスコライト |
2004 | 237 | 0 | 0.0% | フライングアップル |
※カク外除く、カク地含む
<NHKマイルC・勝ち馬一覧>
年度 | 勝ち馬 | 馬記号 |
1996 | タイキフォーチュン | (外) |
1997 | シーキングザパール | (外) |
1998 | エルコンドルパサー | (外) |
1999 | シンボリインディ | (外) |
2000 | イーグルカフェ | (外) |
2001 | クロフネ | (外) |
2002 | テレグノシス | |
2003 | ウインクリューガー | (市) |
2004 | キングカメハメハ | (市) |
2005 | ラインクラフト | |
2006 | ロジック | (父)(市) |
▼成功例としての鎖国政策、と言えるのかどうか。1990年前後世代のマル外の活躍から始まって1995年世代にピークを迎えたマル外ブームは、今やすっかり下火。一番大きいのはサンデー登場の影響なんでしょうけど、それでもここ2〜3年、中央でのマル外の獲得賞金総額がピーク時(1998年前後)の半分程度にまで落ち込んでいるのは事実。市場へのお金の落ち方だけでなく、生産者賞の絡みもありますし、馬産地は大分楽になってるんじゃないですか? と皮肉ってみる。
<追記>
●生産者賞の変遷その1(田中哲実生産地だより) -netkeiba.com
●生産者賞の変遷、その2(田中哲実生産地だより) -netkeiba.com
▼そうだ、今は生産牧場賞と繁殖牝馬所有者賞に分かれているんでした。馬券売り上げ減のしわ寄せが馬産地にも行っているのは確かで、あんまり皮肉ってばかりも良くないか。