『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』
環境問題はなぜウソがまかり通るのか (Yosensha Paperbacks)
- 作者: 武田邦彦
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2007/02
- メディア: ペーパーバック
- 購入: 20人 クリック: 583回
- この商品を含むブログ (196件) を見る
●http://www.janjan.jp/culture/0707/0707018158/1.php
▼こんな記事がホッテントリに上がっていたのでちょっと触れてみますが、最初の方を読んだだけの印象を書くと、「噛み合っていない」の一言に尽きます。何でちょっとしか読んでない段階で上から目線でそう断言できるかというと、
1.「地球温暖化で水位は上昇しない」のウソ
っていう見出しがありますよね。でも、武田氏の著書を読むと、
現代の科学でわかることは、地球が温暖化すると海水面が上がる可能性が高い
って書いてあるんですもの(注:P125の7〜8行目)。
▼と、これだけ書くとまた噛み合わなくなるので、この書籍の地球温暖化に関する章(P113〜166)のうち、件の記述があるP125までに書いてある武田氏の主張(と思われる)部分を箇条書きにしてみます。
- 1984年の元旦に朝日新聞に載った温暖化問題記事はオカシイ
▼僕の誤読がなければこんな感じです。なので、リンク先の「グリーンランドの氷床」云々といった話は該当部分には全く出てきません。「そういう観点が抜けているのがオカシイ」という主張であればまだ分かるんですが、リンク元の文章はあまりそういうふうには読めないような・・・・・・。
▼要するに、批判っていうのは対話であって、単なる主張の投げ合い(しかもお互い届いていない)では意味が無いよね、というお話でした。