馬インフルエンザ、出資馬への影響。
●http://jra.jp/news/200708/081602.html
▼というわけで、懸念されていた馬インフルエンザですが、とりあえず今週の開催は予定通り行われるようでなにより。ただ、感染拡大防止のため馬の移動が制限されたことで、自分の出資馬だけでも以下のような影響が出ています。
(以上、いずれも広尾・ロード・ウイン各クラブ公式より)
▼また、自分の出資馬には該当しませんでしたが、丁度入厩・帰厩のタイミングで検疫馬房にまでは入ったものの、施設間の移動が厳密に制限されたため、目と鼻の先のトレセン馬房への移動がかなわず泣く泣くUターン、というケースも続発している模様です。
他にも土曜札幌5Rの2歳500万下が、地方馬全頭回避で投票馬が2頭にとどまり不成立に。ちなみに2頭のうち1頭は、空き巣狙い大好き山内師が、来週のクローバー賞予定を前倒しで投票したウイントリガーでした。*1狙いは良かったんですけどねぇ。ちなみに同日の最終12R(3歳以上500万下・芝1200m)が分割された模様です。
ただでさえ馬房の入れ替えが活発な時期にこの措置。仕方ないこととはいえ、特にラストチャンスに賭けようと帰厩を控えていた3歳未勝利馬にとっては死活問題です。もし開催中止となればその影響は売り上げの問題だけでなく甚大となるでしょうし、なんとか大事にならないうちに終息してもらいたいもの。公衆衛生的・病理的知識は全く無いので、とりあえず書けることがその程度なのは残念ですが。
<関連>
●東西トレセンで馬インフルエンザ? 開催にも影響か: 競馬ブログ オケラセラ
▼そうか、サムソンにも影響があるかもしれないのか・・・・・・。
<追記>
▼ちょっと検索したらたくさん資料が見つかりました。素晴らしきかなネット世界。
●http://www.equinst.go.jp/JP/book/kansenS/EIF.html
●臨床症状
感染初期には動作が鈍く、眼結膜は紅潮し、眼は湿潤で涙を認めることもあります。感染後、およそ24時間以内に体温は39℃前後に上昇し、人工発咳陽性、食欲不振となりますが、鼻汁はそれほど目立ちません。2-3日経過する頃から体温は40-41℃となり、多量の水様性鼻汁を流出するようになります。
(中略)
安静療法を施すと、軽症例で1週間、重症例でも約3週間で回復します。大部分の馬は10日から15日で回復します。馬インフルエンザはウイルスの伝播力が強く、一旦発生すると急速に拡大する恐れがあります。したがって、臨床的によく似た病気と区別して、病馬をなるべく早く隔離することは流行の拡大を抑えるために重要です。
- 症状は人間のそれとよく似ている。
- 致死性ではない。
- 隔離による流行拡大抑制が重要。
●家畜伝染病予防法 - Wikipedia
▼法定伝染病ではありませんが、届出伝染病の中にその名前があります(その名の通り、獣医に届出義務がある)。『動物のお医者さん』に出てきた法定伝染病を覚える語呂合わせ(※)を思い出しました。
※「ぎゅうぎゅうの口の感の狂った短気のデブがけつようぴに遊びにでんとアフリカのスーダンにこられペットにヒナをもらった」
<追記2>
●http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2007081600796
▼17頭と発表されている栗東トレセンでの罹患馬(陽性反応馬)のうちの1頭が、広尾のスタンニングであることがクラブ情報から判明。とりあえず出資者の皆様にはお見舞い申し上げます。しかしホントにこのクラブはネタに事欠きませんね・・・・・・。
*1:「今週の札幌土曜5R芝1200mに使おうと思うんです。このレース、昨日の出馬想定表では、公営の馬が大多数を占めていたんですが、検疫馬房が凍結されたことで全馬出れなくなったんですよ。これで、小頭数は必至だし、状態もいいから出走させましょう」と、急遽予定を1週早めて出走させる方針を固めました。(ウイン公式より)