馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

正しさの非寛容さ、寛容の甘さ

競馬ニュース3つ。 - きりたのホビーナデイズ。

これだけの良血馬だからこそ、こうしてニュースにもなるのですが、同様に非業の死を遂げる馬は日々存在するわけで。命の重さにクラシック候補も未勝利馬も差がありません。前も言いましたが、競馬は馬や騎手が命を賭けているからこそ美しく、こんなにも我々を惹き付ける。日々元気に走ってくれる競走馬に感謝しつつ、その一瞬一瞬を楽しまねばと思います。

▼評判の2歳馬、アドマイヤテンカ骨折・安楽死に寄せての記事。地に足の着いた認識だと思います。ギリギリのラインで踊るからこそ生まれる感動もあり、犠牲の上に成り立っているからこそ払われる敬意もある。そういう原罪への認識をしっかり持っておかない限り、どんな正論も空虚なものとなるでしょう。
 そしてなにより、正論というのは即ち極論であり、極論というのはえてして不寛容さを孕むものだということを、物言う自分によく言い聞かせねば、と思います。その点、強い理想を持ちながらもそのベクトルがあくまで内面を向いているきりたさんの姿勢は、お世辞でもなんでもなく素晴らしいと感じました。

 これまで中央でウチパクを乗せた厩舎は164。騎乗数上位は加藤征(43/5勝)・田村(37・4勝)・菊川(35/5勝)・堀(33/6勝)・嶋田潤(33/1勝)など。この他に和田・勢司・増沢・荻原・矢野照厩舎なども騎乗数は多く、中央参戦となれば、この辺の厩舎はこれまで以上にウチパクを乗せるでしょう(矢野先生は来年で定年ですが)。

内田博幸騎手のJRA受験に寄せての記事。ここに挙がった名前を見てなんとなく既視感があり、気になって調べてみました。

これ、なんのランキングかというと、「過去1年間で、藤田騎手をたくさん乗せた関東の厩舎ベスト5」。加藤征・田村・堀という名前が被ってますねぇ。というわけで、<ひろゆきの参戦で一番割を食うのは藤田>説に1票。

甘えてるうちに自分の立ち位置も見失った悲しい大人子供

ヤスヤス発見&逮捕についての記事。

京都市東山区五条橋東4丁目、自由業安田康彦(34)

おいおい、京都に居たのかよ! 六波羅蜜寺の近くか・・・・・・というよりは、多少レンジを広く取って「祇園の近く」と言った方がしっくり来るかもしれないですけど。徒歩15分ぐらいでしょうか。
 馬から離れても生きていけると思ったのかな・・・・・・その割には住んでる場所が栗東から近いというのは、いわく言い難いものを感じますが。
 実情を知らないのであくまで想像の話になりますが、周囲の(主に父の)無条件の寛容さが、彼自身の土台の形成を阻害してしまったのかもしれません。と、偉そうに言えるほど自分が人格的に陶冶されてるかと問われると、そっと目を伏せるしかありませんけど。