はてブ楽しい。
はてなブックマークの楽しさ
▼はてブにハマってます。自分の感想を100字以内にまとめるのは結構頭を使いますし、他の人のその記事に対する反応・感想を参照できるのも興味深い。ダジャレるのもダジャレられるのも和みます。とにかく楽しい。また、付けるのも付けられるのも嬉しいスターの実装によって、最近はてブ界隈自体がとみに活性化してるようにも思えますし。
それらの楽しみ方に順位を付けるわけではありませんが、特に「色々な人の見解が読める」という機能は楽しみだけでなく自分の情報の取捨・咀嚼に役立っていると感じます。2ちゃんあたりに比べればまだ参加数の分母が小さい(コメントを積極的に付けるような人は尚更)ものの、ノイズの少なさはそれを補って余りある利点ではないかと。比べるのも変な話なのかもしれませんが。
id制の利点
▼そして、個人的にはid制によってブックマーカー(コメンター)の前後の発言やブクマ記事を縦断的に参照できるというのもまた大きいです。もちろん「特定の記事に寄せられた単発のコメント」に感銘を受けたり疑問を持ったりというだけでも十分意義はあると思いますけど、それではどうにもおさまらない場合、その気になれば発言者の思想・思考的傾向を踏まえて受容することができるというのはデフィニットな要素かと。極端に喩えるなら、ひとつの罵倒の主体が普段は安定したコメンターのものか捨てidかによって、その意味は全く変わってくる気がしますし。
そのへんは、Good_Hopeさんが指摘されているように、お気に入り機能の楽しさというところにも通じるでしょう。ダイアリーやフォトライフなんかも含め、見方によってははてなidがひとつのパッケージコンテンツとして流通している印象すらあります。そしてそうしたシステムが、そのユーザの「顔」を可視化している*1。具体的に言えば、Good_Hopeさんの記事のブクマコメントで紹介されてた、hatayasanさんの記事のような把握ができる。少なくともネット上に活動を限る以上、そうした同一性さえ担保されていれば、匿名性なんてなんの瑕疵にもならないんじゃないかと思います。
もちろんそこからコミュニティ化したり「クネクネ」と揶揄されるような関係性を形成するという選択肢もあるでしょう。それが悪いというわけではありませんし、逆に特別必要なこととも思いません。コミットするためのチャンネルが、アプローチの方法が多ければ多いほど、その界隈はより豊穣になるだろうという一般論が思い浮かぶだけで。
当然同じ文脈で、プライベートモードでの使用も非難されるものではないでしょう。使い方は人それぞれ。プライベートモードのブクマが自分のエントリに付くと、ちょっとドキドキしますけど。
はてブというツール
▼というか、そもそもはてなブックマークというのは、要するに一定の機能と形状を持つ道具なわけですから、その使い方も意味論的な把握も様々なのは当たり前。例えば黒鉛の芯が入ったハンディサイズの棒があったとして、まぁそれは普通鉛筆と呼ばれ筆記用具として使われることが多いんでしょうけど、お腹が減っている人は2本使ってお箸代わりにご飯を食べることもできるでしょうし、いちびりたい人は鼻の穴と下唇の間に渡してどじょうすくいを踊るでしょうし、鼻の穴ではないちょっと一口ではいえないような所に挿してみる好奇心も讃うべきでしょうし、その気になればチャンバラだってできなくもない。
さて、それでははてブというツールは、果たしてチャンバラに向いているでしょうか? 個人的な見解を述べるなら、「とりあえず、どじょうすくいの小道具としてはかなりイケてると思います」というあたりにとどめておきます。
▼言わずもがななことばかり書いてしまった気がしますが、個人的にはようやく使い慣れてきたぐらいのタイミングなので、一応自分の立ち位置の確認ということで、ひとつ。
*1:競馬ブロガーという顔をしてるはずのオメーは一体何者なんだという話もあるかもしれませんが、まぁそれはそれとして